
笹山付近から
早川町内の山岳の登山道状況を
お知らせいたします。

赤沢宿
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。
昔は宿場として栄えた。

湯島の大スギ
県指定天然記念物。
全国屈指のスギの巨樹である。

早川山菜まつり
春の味覚山菜を味わえる
町最大のお祭り。
(ソート用番号:0063)※4ケタ数字を半角で入力
昨年の国勢調査の結果から
昨年の10月1日の国勢調査の結果が発表されました。
5年に一度実施されるこの結果は、向こう5年間の我が国の政治、行政、地方自治や民間企業はじめあらゆる分野における国の基礎資料となるものです。
早川町は、人口1,098人でした。5年前と比べると2.8%増、世帯数675世帯で17.8パーセント増と言う結果でした。そして、早川町は、平成の市町村合併以降は、町としては一番人口の少ない町となっています。
本県においては、前回より24,503人の減となり、県民人口は、81万427人となりました。県下27市町村においては、増加した自治体は微増の早川町も入って6市町村、減に転じた自治体は21市町村となりました。
我が国の人口は2008年、1億2808万人をピークとして以来、人口が減り続けて人口減少時代に入リ、前回5年前から86万8000人減り、今回の結果は1億2622万人の人口となりました。この先、30年後には1億人を割り2065年には8800万人台になると言われています。
こうした人口減少化で様々な課題が台頭し出しています。深刻化する過疎、過密の問題、人口増による大都市化、一方で全市町村の中で82.4%の人口減が進んでいる現実、人口が減少していく中での歪んだ国土の姿、地方の疲弊と都市の異常な肥大化の課題等々、この度の調査結果はこうした内容をも提示しています。
私たち早川町民はすでに人口の少ない町で生きて暮らしています。人口減少社会が始まりだしている中で、人口減少がマイナーにとらえられ、成長こそが善のように言われ、先行きが暗く後退的に言われる風潮はいかがなものかと感じないわけにはいきません。
国全体がそうなっていく時代、人口減少を事実として前向きに捉え、その中でいかに豊かさを創造し生き抜く方策と国土づくりを目指すことこそ課題だと思うのです。この度の国調の結果から感ずるところです。
令和3年8月 町長 辻󠄀 一幸