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令和6年7月


海士町と矢祭町

 島根県隠岐の島にある海士(あま)町(人口2,200人)と福島県東白川郡矢祭(やまつり)町(人口5,300人)は、私たちの地方自治体1,718の先頭を走っている仲間で、厳しさを増す地方自治の中で、両町とも頑張っている存在感のある町です。離島である海士町は、過日NHkプロジェクトXで漁業を再生して元気のある町としてして紹介され、また矢祭町は、平成11年からの平成の合併で、全国に先駆けていち早く単独行を決断し合併しない宣言をして、注目されてきた二つの町です。

 海士町は、早川町も加盟している全国で67の自治体で作っている「日本で最も美しい村連合」の仲間です。平成18年に発足したこの組織、わが町とは平成21年に同時加入の同志としてお付き合いをしてきているところです。離島である海士町は、不便さの中での厳しさ、海産業の衰退、人口の他出、町の財政の危機的状況の中で、時の山内道夫町長(平成14年―平成30年)は海産物の完全冷凍化を進め、新鮮で長期保存を手掛け、自らが販路開拓と営業に精出し、島に元気を取り戻しているという町です。早川町議会でも視察研修しました。

 一方矢祭町は、平成の合併法ができて2年目、全国の自治体が混迷している中で、平成13年(2001年)に議会で「合併しない宣言」を決議し発信し、一躍全国に町の名を知らしめました。時の根本良一町長(昭和58年―平成19年)は、国に対して自分の町の持論を述べられ、今でも矢祭町は堂々と単独行を歩まれています。根本町長は、わが甲斐の武将、武田信玄公の信奉者で武田節をよく披露されたそうです。信玄公の精神が矢祭町の町づくりに生かされていたと思うとより身近さを感じていたところです。この度、山内元町長(享年84歳)と根本元町長(享年86歳)の訃報が届きました。平成の激動期、地方自治の先頭に立ってきたお二人のご冥福をお祈りいたします。

令和6年7月      町長 辻󠄀 一幸

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