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令和6年6月


リニア新幹線工事の現況

 東京・名古屋・大阪の日本の大動脈をつなぐリニア新幹線工事の話題が、静岡県の川勝知事の交代で改めて国中の関心事となっています。

 2027年、東京―名古屋間の完成予定が工事の遅れで、完成が2034年以降とJR東海から発表されたのはこの3月のことでした。その直後の4月、工事が全く着手されていない静岡県と、その知事の引退で、リニアの話題と関心が沸騰したというところです。

 私たちの町、早川町はこの新幹線ルートが、東は甲府盆地から西は静岡県(約8キロ)を経て長野県の飯田市に南アルプスの中央部を30数キロのトンネルで抜けるという中心的な位置にあります。その中で町内10.3キロのトンネルと、しかも早川の渓谷で約400メートルが地上を橋梁で通過するという難工事の場所でもあります。町を挙げて工事の成功に向かっての努力と協力をしているところです。

 振り返ってみると、山梨にリニアの実験線をということは1996年からで、42.8キロの実験線は2013年に実現いたしました。この間、JR東海、国は2011年、東京―大阪間の整備計画を決定し実用化に向かっての本格的な動きが開始されました。第一期工事東京―名古屋間2027年完成を目途にその起工式が、早川町の南アルプストンネルの入り口の現場で盛大に行われたことは、まだ私たちの記憶に新しいところです。以来、工事が精力的に進められてきて静岡県に向かってのトンネルの先進抗は現在約500メートルで県境に達するとこまで到達しているところです。

 こうした中、リニア工事の遅れの理由の一つに、全線で静岡県が全く着手されていないことにもあります。静岡県は、大井川の水の減量の問題、トンネル掘削土の処理問題、南アルプスの生態系の破損などの課題で、これらのことが完全に証明されないと認められないということが理由です。静岡の工事現場と隣接する早川町は、静岡と同じ条件下の中で工事を進めている町です。これまで町内の工事状況のあらゆるデーターを静岡県に提示し、静岡地内の工事が不可能でないことの理解を届け一日も早い着工への努力をしているところです。

 静岡県は、この度の知事の交代で新鈴木知事が誕生いたしました。この際、静岡県民のリニア新幹線の建設の国家プロジェクトへの理解度を高め、一日も早い工事着手とリニアの実現を期待するものです。

令和6年6月      町長 辻󠄀 一幸

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