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平成24年8月


電力問題を考える

 毎年のことですが、夏のこの時期は一年中で一番電気が使われる時期で、近年にあっては特に話題を欠かしませんでした。特に昨年の東日本大震災以来、原子力電力の供給問題を絡めて、原子力発電の危機状態の中で、これからの、わが国の供給電力を何に求めるかという議論も始まりだしています。
 今、私たちが使用している電力は、原子力が26%、火力が63%、温室効果ガス削減0,3%、私たちの町の水力をはじめとして、太陽光や木質等を利用した再生可能なエネルギーが10%です。
 国はこうした中にあって、このたびの原子力の安全性の問題や地球温暖化を加速している火力電力の削減を図り、安定したクリーンな電力の提供に切り換えていく検討が始まっています。
 私たちの町は、水力発電の町であるだけに、このことにも関心を寄せて臨んでいきたいと思います。早川の水力は、大正時代から発電所建設が始まりだし、現在は早川流域に14の発電所が稼動しています。今でこそ水力の電力は、総発電量の10%に過ぎませんが、昔の戦後の国の復興時や国力増強時に、水力発電の果たしてきた役割は計り知れないものがありました。私たちの町が貢献している事実も確かなものであります。
 今水力発電所在町村の私たちが、国に向かって訴えていることは、こうした事態での水力発電の見直しと水力発電所在町村の再生と活性化です。地域は水力発電に貢献し続けているが、地元は人口減少と過疎化を余儀なくされているという現実をも、水力発電の価値の再評価と共に克服していきたいと取り組んでいるところです。

 平成24年8月 町長 辻 一幸

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