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馬王天神(京ヶ島)

 昔、京ヶ島のある家で家事を出し、みるみる火が回ってしまったので、その家の主人は生き物のいる厩のマセンボーをはずして逃がしてやった。

 馬は火の粉のこない所まで逃げ、その辺りのとうもろこしをかたっぱしから食い荒らした。火事がおさまった後、その畑の主人が此の有様を見て驚いた。まだ未熟のとうもろこし畑は全滅になっていた。怒った主人が馬をつかまえ、後ろの山へ行き松の木の二俣へ首をのせ、動けないようにしばって家へ帰ってしまった。

 一方火事を起こした家では逃がした馬がいないので、そこらを探したが見当たらない。それから半年もたったある日、主人が後山へ行ってみると、松の木に白い骨らしいものがかかっていた。よく見ると馬の骨らしいので、さては家の馬に違いないと思い、手を触れようとすると、骨はぐずぐずっと崩れてしまった。

 さては魂があったのかと、ますますかわいそうになり、家に持ち帰って家族の者と相談し、後山へその骨を埋め、祠を建てて馬の霊をまつったという。今もその祠を馬天天神といってまつっている。

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