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奈良田の方言

 昭和32年8月に発行された『奈良田の方言〔甲斐民族叢書3〕』(稲垣正幸・清水茂夫・深沢正志 共編、山梨民族の会 発行)の中に、深沢正志氏が書いた「奈良田方言語彙」の部分には当時の奈良田の言葉が収められています。その語数は実に1679語もあります。
 この本の中で奈良田言葉は16の大分類(天地気候、獣鳥虫魚、草木菌草、肢体健康、服飾容姿、飲食嗜好、住居座臥、老幼男女、社会交通、生産消費、行動性情、事物時所、農山村、民俗信仰、人代名詞、応対詞)それぞれに五十音順に並べられていますが、Webページに移植するにあたり、探しやすさを考えて、全体を五十音順に並べ替えました(大分類は各語のあとに付けてあります)。

深沢正志氏の「まえがき」と「凡例」

 奈良田方言の特異性は、ここ数年来学界の話題となり、県内や中央はいうに及ばず、東北や九州方面からもはるばる多くの人々が調査のために来訪された。私はこれ等の方々の調査の際、現地の者として大抵の場合お手伝いしたのであるが、この奈良田ことばに興味こそ持っても、何の素養とて持たないので、ただ資料を提供するに過ぎなかった。
 最近の奈良田部落は産業開発によって、他との交流も頻繁になって来ているので、この方言も極めて近い将来に、死語となり、あるいは絶滅するであろうことが想像されるので、何とかして自らこの方言を記録に留めて、後世に残したい欲望が湧き起った。幸い山梨県立図書館の稻垣正幸氏、山梨大学助教授清水茂夫両氏による、幾度かの現地調査と御研究に手伝った私は、いくぶんなりとも奈良田方言の概念を得ることが出来た。今回稻垣、清水両氏を中心とする山梨方言研究会の奈良田方言の研究発表に際し、私がかねがね抱いていた希望に好意をよせられ、激励して下さった両氏は、私に対して語彙を担当してくれるようにと言われたので、私は喜んで便乗させていただくことにしたのである。
 私は奈良田に生れ奈良田に育ち、今も生活語としてこの言葉を日常使っているのであるが、あまりにも身近か過ぎたのか、最初計画した分類別五十音順に言葉を拾い出すことは短い日時で、しかも片手間では容易なことでなかった。それでもここに収録した千数百語は、家族たちの会話の内から、あるいは部落の会合の席から、思いついたものを克明に記録したつもりである。だからこの語は皆生きている、現在使用されているものばかりである。しかしこれだけで完全であるとは私自身思えないし、老人だけが使う死語に近いものまで全部を集めたならば、もっと多数になることは明らかである。又、内容についても不充分な点が見出されるであろうが、いろいろな事情もあって不完全とは知りつつまとめねばならなかった。これらの不備な点については今後において完全を期したい。
 なお、この語彙を整理するにあたっては、羽田一成氏の「甲斐方言稿本」東条操先生の「全国方言辞典」から多大の示唆を受けた。また語彙の分類形式は東条先生の 「分類方言辞典」のそれに倣って大別し、おおむね五十音順に排列したが、その作業中稻垣・清水両氏から多大なる御指導を受けたことを附記して感謝の意を表するものである。(昭和31年4月)

凡例

1、方言は大分類ごとの五十音順に排列した。→本Webページでは全体を五十音順にしてあります
2、方言は発音の通りに表記した。なお、ジ〔ʒi〕とヂ〔dʒi〕、ズ〔dzu〕とヅ「du〕、ヲ〔wo〕とオ〔o〕も、できるだけ区別した。
3、方言の右に次のような略字で品詞別を示し、連語からなる句は(句)と表示した。 名(名詞)、代(代名詞)、連(連体詞)、動(動詞)、形(形容詞)、形動(形容動詞)、副(副詞)、接(接続詞)、感(感動詞)、助動(助動詞)、助(助詞)。
4、方言のつぎにこれに対応する標準語を掲げた。
5、方言の用例は、実際に日常使われていることばで示し、特にその項の方言だけを片仮名で表わした。
6、用例中難解な部分には、できるだけ括弧内に標準語を掲げた。
7、用例中の助詞のうち「を」を表わすには方言の発音に従いそれぞれ「を」、あるいは「お」で表わした。また「へ」は、方言の発音は「え」であるが「へ」で表わした。
8、方言の使用年令階層については、品詞の次へ、老人のみのものは〔老〕、小児語は〔幼〕、男女の別を〔男〕〔女〕として示した。

方言 分類 品詞等 意味 用例
あーぶく 天地気候 (名) あわ。(泡)  
あーぼ 習俗信仰 (名) 旧正月十四日の行事。かつの木で作った粟穂。  
あいざい 飲食嗜好 (名) 野菜を二種以上混ぜ合せた副食物。  
あいさに 事物時所 (副) ひまに。(暇) 仕事のアイサに勉強せでよ
あいぶ 行動性情 (動) あるく。(歩) この子は、はい(もう)アイブ
あいべ 行動性情 (動) あるけ。行こう。 はいく(早く)アイべ
あいむく 行動性情 (動) 相対する。向合う。 二人してアイムク
あがーに 事物時所 (形動) あのように。 この仕事はアガーニすればよい
あかがり 肢体健康 (名) 〔老〕垢切れ。  
あかし 住居坐臥 (名) あかり。(灯火)  
あかす 社会交通 (動) 告げる。告げ口する。 そがーのーいたづらをすればお父さんにアカス
あかぶき 肢体健康 (名) 肺臓。  
あかめをはる 生産消費 (句) 一生懸命働くこと。 この畑を今日中に耕すぢゃあアカメヲハルだ
あきんど 生産消費 (名) 行商人。  
あく 住居坐臥 (名) はい。(灰)  
あくたい 社会交通 (名) わるくち。(悪口)  
あぐち 住居坐臥 (名) あぐら。(胡座)  
あくび 草木菌草 (名) あけび。(木通)  
あくれ 行動性情 (名) 悪者。  
あげ 事物時所 (動) 上りの意。(お盆が終った頃ぼんあげ)  
あげましょー 社会交通 (句) 答える。  
あこい 肢体健康 (名) かかと。(踵)  
あさげ 事物時所 (名) あさ。(朝)  
あさづけ 飲食嗜好 (名) 漬物。一夜漬。  
あしいれ 習俗信仰 (名) 結婚式前の仮祝言。  
あしだ 服飾容姿 (名) 高下駄。  
あしったれ 鳥獣虫魚 (名) 足長蜂。  
あすびび 生産消費 (名) 休日。仕事を休んで遊ぶ日。  
あたりび 住居坐臥 (名) 焚火。  
あぢめし 飲食嗜好 (名) 五目飯。  
あちゃあよー 応対詞 (訪問) さようなら。(別れの挨拶)  
あっかー 行動性情 (名) 馬鹿。  
あっかり 行動性情 (名) ぼんやり者。  
あったらしい 生産消費 (形) 惜しい。もったいない。 こがーにきれいの花園を踏み荒しちゃあアッタラシイ
あっとう 事物時所 (句) 有った。 なくうっちとーともったいば(紛失したと思ったら)アットウ
あつべる 事物時所 (動) あつめる。(集)  
あとえだ 鳥獣虫魚 (名) 動物の後肢。  
あなんぼー 天地気候 (名) あな。(穴)  
あにー 老幼男女 (名) あに。(兄)  
あねー 老幼男女 (名) あね。(姉)  
あねーじょー 老幼男女 (名) 姉。嫁。女中。  
あのなーよ 応対詞 (呼び掛け) あのねえ。  
あばける 行動性情 (動) 乱暴する。 酒に酔ってアバケル
あぶらっぴ 天地気候 (名) 曇り日。  
あぶらむし 生産消費 (名) 余計もの。 今日の宴会にゃあアブラムシがあっとーどーで量がいんめー(少し)だった
あまあっこ 老幼男女 (名) 甘やかして育てられた子供。  
あまざけ 飲食嗜好 (名) どぶろく。(濁酒)  
あまったるい 飲食嗜好 (形) 甘過る。 この副食はアマッタルイ
あまんどー 草木菌草 (名) まめ柿。  
あめーっこ 老幼男女 (名) 甘えっ子。  
あもーち 住居坐臥 (名) 雨だれ。  
あらく 農山村 (名) 焼畑の第一年目。(焼畑は雑木林を伐採し火入して蒔付ける、第二年目に植林し第四年目に耕作を放棄する)  
あらける 事物時所 (動) 掻きひろげる。 炭をアラケルもんだいば(ならば)火のかがあるらよ
あらっぼい 行動性情 (形) あらい。(粗暴) この子は勉強は出来るがアラッポイ
ありすけ 事物時所 (副) ありのまま。(有儘)あきらかに。 ほんこのことー(ほんとうの事を)アリスケに言った
ありんどー 鳥獣虫魚 (名) あり。(蟻)  
あれ 人代名詞 (代) 彼。  
あろーづ 天地気候 (名) 雨で急に流れる水。  
あわい 事物時所 (名) 間、あいだ  
あをき 草木菌草 (名) 常緑樹。  
あをしか 鳥獣虫魚 (名) かもしか(羚羊)  
あをぢ 鳥獣虫魚 (名) 夏にとった獣類の毛皮。  
あをび 習俗信仰 (名) 墓地で燃える燐火。  
あをみどろ 天地気候 (名) 大川の大きな淵。  
あんき 行動性情 (名) 安心。 大怪我あしとーちゅうが命おとりとめとーちゅうでアンキした
あんしゅ 人代名詞 (代) (複)あの人達。  
あんばい 事物時所 (名) かげん。(加減)ようす。(様子)ぐあい。(具合)  
あんひと 人代名詞 (代) あの人。  
あんま 老幼男女 (名) ちち。(乳)  
いかー 社会交通 (動) 行くわ。 おれもいっしよにイカー
いかい 事物時所 (形) 大きい。  
いかざー 社会交通 (動) 行こう。 学校さイカザー
いかず 社会交通 (句) 行きましよう。 はい(もう)えーさ(家へ)イカズ
いかずか 社会交通 (句) 行きましょうか。 おれもいっしよにイカズカ
いかな 事物時所 (連) どんな。(如何) イカナ人でも
いきあい 肢体健康 (名) 脇腹の痛み。  
いきしな 社会交通 (副) 行きながら。 イキシナ話をする
いきゃった 社会交通 (句) 行き逢った。 友達とイキャッタ
いきやり 生産消費 (名) 少憩。心を休める。 この仕事あどうせ今日中にゃあ終りそうもないでイキヤリしずよ/嫁が生家へ帰ればイキヤリだ
いく 社会交通 (動) 行く。 おれもイク
いぐち 住居坐臥 (名) いびき。(鼾)  
いくら 社会交通 (句) 行くであろう。 あれ(彼)もイクラ
いけ 社会交通 (動) 行く。 はいく(早く)イケ
いごかす 事物時所 (動) 動かす。 まだ羽をイゴカス
いごく 事物時所 (動) 動く。 この虫はうっちんどーともったいばまだイゴク
いしまぐそ 生産消費 (各) けちんぼ。しみったれ。  
いしゃかい 老幼男女 (名) けんか。(喧嘩)  
いじゃる 飲食嗜好 (名) ざる(笊)  
いじれる 行動性情 (動) いらだつ。(苛立) あの子は疳が強いづらに、いんめーのこと(少しの事)でもイジレル
いせき 老幼男女 (名) 婿養子。  
いたびつこ 住居坐臥 (名) 板片。  
いちがいに 事物時所 (副) 急に。にわかに。 イチガイニ言われても思い出せーのーに
いちくち 習俗信仰 (名) 巫女。  
いちまき 老幼男女 (名) 親類。  
いちゃつく 老幼男女 (動) 男女のささやきあうこと。  
いちら 事物時所 (助) それかぎり。 買ったイチラ使あのー
いっかい 事物時所 (名) 傘を数える詞。傘一本をイッカイという。  
いっきに 事物時所 (副) すぐに。(直) えーさかいって(家へ帰って)イッキニ寝た
いっしょーまっしょー 老幼男女 (副) 生涯中。 そがーのーことーいっとーって(そんな事を言ったって)イッショーマッショーいきき(交際)ようせのーちゅーにいくかよ(せないわけにはいかないよ)
いっち 事物時所 (副) 最も。一番。 イッチそーしるがよい
いっちょ 社会交通 (句) 行くな。 そがーのーとこい(そんな所へ)イッチョ
いっちよ 社会交通 (句) 言)な。 そがーのーことー(そんな事を)イッチョ
いっちょなか 社会交通 (名) 仲のよい仲間。  
いってこいだ 生産消費 (句) 差引損得なし。 残業して百円かせいどーが百円酒を飲んでひっちまっとーでイッテコイだ
いってみず 応対詞 (訪問) 帰ります。(辞去の挨拶)  
いっとー 社会交通 (句) 行きました。 はい(もう)イットー
いっとーどー 社会交通 (句) 行きました。 あのかー(あの子は)とっくにイットードー
いつるい 社会交通 (名) 仲間。同類。  
いてかー 応対詞 (訪問) 御免なさい。(「いらっしゃいますか」が「御免なさい」と同様に使われる)  
いと 事物時所 (名) 時間。(間)  
いとーかー 応対詞 (訪問) (目下)御免なさい。  
いどこ 住居坐臥 (名) 居間。茶の間。  
いどこねーり 住居坐臥 (名) うたたね。  
いとど 事物時所 (副) いっそう。(一層) 音楽を聞たいばイトドさめしくなった(淋しくなった)
いなこと 行動性情 (句) 変なこと。 あんひたー(あの人は)おれにイナコトお言ってだっけに
いびつだ 事物時所 (形動) 楕円形だ。 このまりゃー(まりは)イビツだ
いびる 生産消費 (動) もてあそぶ。いじめる。 嫁をイビル姑の末は良いこたーないよ
いぶる 住居坐臥 (動) 煙る。くすぶる。 生木どーでどーか(だからなのか)イブル
いぼー 肢体健康 (動) 化膿する。 傷がイボーどーでペニシリンを注射した
いもじ 生産消費 (名) いかけや。(鋳物師)  
いやじがる 行動性情 (動) 厭がる。 勉強するーイヤジガル
いやだちゅーに 行動性情 (句) 嫌だと言うのに。  
いやどーわ 行動性情 (句) いやだわ。(厭)  
いろー 社会交通 (動) かりる。(借) 金をイロー
いんにゃ 応対詞 (返事) いいえ。  
いんめー 事物時所 (副) 少し。 インメーがいと(少しの間)
うけ 農山村 (名) 木を伐る時倒そうと思う方向に斧を入れること。  
うさる 社会交通 (動) 来る。 あの子もウサルらか
うされ 社会交通 (動) 行け。 そがーのー親不孝もなー遠い他国へウサレ
うすっぺらだ 事物時所 (形動) 薄い。 氷がウスッペラダ
うすのろ 行動性情 (名) のろま。(鈍間)  
うそ 生産消費 (名) くちぶえ。(口笛)  
うぞーむぞー 事物時所 (副) あれもこれも。 ウゾームゾー読みたがる
うだつ 生産消費 (名) 能率。 共同仕事あ皆が気を合せないばウダツは上らない
うちがい 飲食嗜好 (名) 弁当袋  
うちぐるみ 肢体健康 (名) 内くるぶし。(踝)  
うちょーちる 事物時所 (動) おちる。(落)  
うつ 鳥獣虫魚 (名) 獣類の多く通る自然の道。  
うっくれかいくれ 応対詞 (謝辞) 重ね重ね。「ウックレカイクレ御祝をいただきましてどうもありがとう」  
うっちぬ 肢体健康 (動) 死ぬ。  
うっちる 生産消費 (動) できる。(出来る) おれどーってこんくらいの仕事はウッチル
うでっきり 生産消費 (副) 精一っぱい。力限り。 この仕事お一時間で終らずと思ってウデッキリ働いた
うでっこき 生産消費 (副) 精一っぱい。 あのひたーいしまぐそ(けちんぼ)どーで雇人をウデッコキ働かせるだい
うでっぷし 肢体健康 (名) 二の腕。  
うてる 飲食嗜好 (動) 魚などの腐りかける。 昨日とったゆを(魚)どーではい(もう)ウテルらよ
うでる 飲食嗜好 (動) ゆでる。 大根をウデル
うなー 人代名詞 (代) 君。(詈って呼ぶ)  
うぬ 人代名詞 (代) 君。(詈って呼ぶ)  
うぬいら 人代名詞 (代) (複)君等。(詈って呼ぶ)  
うのー 農山村 (動) 耕す。 畑をウノー
うぶー 老幼男女 (動) おんぶする。(背負う)  
うぶちゃーる 生産消費 (動) すてる。物を紛失する。 財布をウブチャールなんちゅうはそそうどーでだよ
うま 行動性情 (名) 気性。 あんしゅ(彼等)とだいばよくウマが合う
うます 飲食嗜好 (動) 熟れさす。 バナナは未熟のものを取っておいてウマス
うみやーげ 老幼男女 (句) 最後のお産をする。 あんしゃー(彼は)三十才ではい(もう)ウミヤーゲとーどーが
うむす 生産消費 (動) 耕転機等で土を耕す。 むむら(もぐらもち)が土をウムス
うら 事物時所 (名) 先。先端。  
うら 人代名詞 (代) (複)私共。  
うらー 人代名詞 (代) 私は。  
うらつぽ 事物時所 (名) 木などの先端。  
うるむ 事物時所 (動) 光沢を失う。 この鏡がウルム
うろ 天地気候 (名) ほら穴。空洞。  
うんと 事物時所 (副) 沢山。 ウントかでよ(食べなさい)
うんねる 住居坐臥 (動) 寝る。 明日あほのぼのあけ(暁)にゃあ起ないばどーで(起なければならないから)早くウンネル
えー 住居坐臥 (名) 家。  
えーからかん 行動性情 (副) いいかげん。(エーカンと同意)  
えーからはちべー 行動性情 (副) いいかげん。  
えーかん 行動性情 (副) いいかげん。 悪戯もエーカンにせでよ
えーさ 社会交通 (句) 家へ。 エーサ行く
えぬた 飲食嗜好 (名) え(荏)に塩を加えたふりかけ粉。  
えび 草木菌草 (名) 山葡萄。  
えぶり 農山村 (名) 雪をかく道具。  
えべす 習俗信仰 (名) えびす。(七福神の一人)  
えらい 事物時所 (副) 甚だ。 エライいかい(大きい)
えんがまち 住居坐臥 (名) 椽。えんがわ。  
えんた 鳥獣虫魚 (名) 猿。  
えんのこ 鳥獣虫魚 (名) 仔犬。  
えんまる 鳥獣虫魚 (名) 仔犬。  
えんまる 草木菌草 (名) 柳の芽。  
おあがりさって 応対詞 (訪問) お上り下さい。  
おいし 人代名詞 (代) あなた。君。(最も多く使われる)  
おえる 事物時所 (動) 終る。 麦蒔がオエル
おえる 事物時所 (動) こわれる。 機械がオエル
おー 応対詞 (返事) はい。  
おーい 応対詞 (呼び掛け) 人を呼ぶ詞。  
おーが 鳥獣虫魚 (名) かめむし。くさかめ。  
おーきに 応対詞 (謝辞) どうもありがとう。  
おーくび 服飾容姿 (名) おくみ。(袵)  
おーけん 事物時所 (副) おおよそ。(凡) オーケンに目方を計った
おーごと 事物時所 (名) 大変なこと。非常なこと。 こんぐらいのことがオーゴトになった
おーざめる 行動性情 (動) 呆れる。呆れて見限る。 あの人だいばあがーのーことーうっちるどーでうらーオーザメル
おーし 肢体健康 (名) 唖。  
おーしんぼー 肢体健康 (名) 唖。  
おーづ 事物時所 (副) 大体。おおよそ。 オーヅこんくらいづら(おおよそこれ位いでしょう)
おーづか 肢体健康 (名) 大きな人。  
おーとし 習俗信仰 (名) 節分。  
おーな 行動性情 (副) わざわざ。故意に。 あの皿はオーナ落して割っとーだげのーで(だそうだ)
おーなー 事物時所 (感) さようですね、と肯定する時の返事。 オーナーそうにもなんにも(さようです。そうですとも)
おーぶくちゅーだ 生産消費 (形動) 物惜みしない。 乞食にあがーにがいに恵むなんちゅうは随分オーブクチューだ
おーまくらい 飲食嗜好 (名) 大食。  
おかー 老幼男女 (名) 母。  
おかた 老幼男女 (名) 妻。  
おかたぶち 習俗信仰 (名) 旧正月十四日の行事。子供達が部落の新妻となった者の尻をかつの木で打つ祝い事。  
おかめ 老幼男女 (名) おたふく面の女。  
おからく 習俗信仰 (名) 米や粟を生で搗いてまるめた団子。  
おかんだち 天地気候 (名) 〔老〕雷。  
おき 天地気候 (名) 北。  
おくせんぼー 老幼男女 (名) はにかみやの子供。  
おくらぶち 住居坐臥 (名) いろりのふち。  
おくり 習俗信仰 (名) 葬送。  
おくんなって 社会交通 (句) 下さい。 その本をオクンナッテ
おごっそー 社会交通 (名) 御馳走。  
おごっそーになっとーよー 応対詞 (訪問) 御馳走さまでした(辞去の挨拶)  
おごっそーになっとーよー 応対詞 (謝辞) 御馳走さま。  
おこんじき 生産消費 (名) 乞食。  
おさかや 服飾容姿 (名) よだれかけ。  
おざら 飲食嗜好 (名) そば。(麵類)  
おざらあげ 飲食嗜好 (名) 麵類を釜から揚げる道具。  
おしきせ 飲食嗜好 (名) 晩酌。  
おしつまりやした 応対詞 (挨拶) 大晦日の挨拶。  
おしのび 老幼男女 (名) 恋愛。恋仲。 あのかー隣村の男とオシノビになったげな
おじや 飲食嗜好 (名) 雑炊。  
おじゃーみ 生産消費 (名) おてだま。(手玉)  
おしゃり 鳥獣虫魚 (名) 白彊病の蚕。  
おしょーがち 習俗信仰 (名) 旧正月。  
おじょーもん 老幼男女 (名) きれいな娘。美人。  
おしょーりとんぼ 鳥獣虫魚 (名) 赤とんぼ。  
おしょとってこい 鳥獣虫魚 (名) ほととぎすの一種。  
おじる 行動性情 (動) 恐れる。 あんくらいのおどしぢゃーだれかはいオジレルだいそ
おじんぎ 社会交通 (名) 遠慮。 あのかーオジンギで菓子おかのー(食わない)
おしんめー 習俗信仰 (名) しめなわ。(注連縄)  
おぞい 行動性情 (形) ずるい。(狡猾) はいっからあがーにオゾイどーでいかくなったらどがーになるら
おそいる 社会交通 (動) 教える。 勉強をオソイル
おぞむ 行動性情 (動) おそれる。(恐) あがーにけんまくされとーぢゃーだれどーってオゾム
おそんない 習俗信仰 (名) おそなえ餅。  
おだしい 行動性情 (形) おとなしい。 女のぐに(ように)オダシイものだ
おたふく 老幼男女 (名) 頬のふくらんだ顔の女。  
おだぶつ 肢体健康 (名) 死ぬこと。  
おたま 生産消費 (名) おてだま。  
おだむ 行動性情 (動) 静かになる。 酒がさめとーか、座敷のさわぎがオダム
おだれ 住居坐臥 (名) 家屋の葺下げた部分。  
おだをあげる 行動性情 (句) 気焔を上げる。 皆して酒を飲んでオダヲアゲル
おだんな 老幼男女 (名) 主人。夫。  
おっかない 行動性情 (形) こわい。(怖) あの先生はオッカナイ
おっかながる 行動性情 (動) 怖がる。 あの先生をば皆してオッカナガル
おつきょーさま 天地気候 (名) 月。  
おっこー 事物時所 (動) はさむ。(挟む)  
おっちょこちよい 行動性情 (名) 軽卒な行をする人。  
おっつけ 事物時所 (副) やがて。 オッツケ先生もわせる(来る)
おっつめ 習俗信仰 (名) 年の暮。  
おっと 飲食嗜好 (名) 〔幼〕酒。  
おっとりだ 服飾容姿 (形動) しとやかだ。(閑雅) 男のくせにあのかー(子は)オットリどー
おつな 老幼男女 (名) おとな。(大人)  
おでやる 天地気候 (動) 太陽や月が上ること。 はい(もう)そろそろおつきよーさま(月)がオデヤル
おてんたら 社会交通 (名) おせじ。(世辞) まだ若いにオテンタラをじょーぞ(上手)だ
おと 老幼男女 (名) にんしん。(姙娠) そーりょー(長男)を生んでっから、はい十年もたつどーがオトが遠くてまだ子はないどーが
おとがい 肢体健康 (名) あご。(顎)  
おどかす 社会交通 (動) 脅迫する。 女子供をオドカスなー卑怯だ
おどかす 行動性情 (動) 驚かす。 あのえーにゃあばけものが居るちて(と言って)オドカス
おとき 習俗信仰 (名) 法事。  
おとぎ 習俗信仰 (名) お通夜。  
おどされる 老幼男女 (句) しかられる。(叱) よその柿を取ればオドサレルだいそ
おとし 天地気候 (名) 山頂から吹下す風。  
おとしょーり 老幼男女 (名) 老人。  
おとぶらい 習俗信仰 (名) 葬式。  
おなかい 老幼男女 (名) 嫁。妻。  
おにっこ 生産消費 (名) 子供の遊び。鬼ごっこ。  
おのし 人代名詞 (代) 〔女〕あなた。  
おはいりゃーさる 天地気候 (句) 日が没する。 はい五時どーで(だから)オハイリャーサルらよ
おはしん 服飾容姿 (名) 裁縫。  
おはよーごいす 応対詞 (挨拶) 朝の挨拶。  
おばんしゅ 老幼男女 (名) 女中。炊事婦。  
おばんでごいす 応対詞 (挨拶) 夜の挨拶。  
おひたし 飲食嗜好 (名) 醤油。  
おびとりまい 服飾容姿 (名) 着物を着て帯をしめないこと。  
おふくろ 老幼男女 (名) はは。(母)  
おぶっく 習俗信仰 (名) 神仏の前に供えた飯その他。  
おべー 服飾容姿 (名) 〔幼〕衣服。  
おべーる 行動性情 (動) 驚く。 おとっさん(父)のうっちんどー(死)ことお知ったらなんぼーか(何程か)オべールらよ
おぼこ 鳥獣虫魚 (名) 蚕。  
おぼこ 老幼男女 (名) 小児。  
おぼそい 事物時所 (形) 細い。 こいだけじゃあ食量がオボソイ
おまいさま 人代名詞 (代) あなた様。(敬語)  
おみ 人代名詞 (代) あなた。君。  
おめでとーごいす 応対詞 (挨拶) おめでとう。  
おもーさま 行動性情 (副) 思う存分。 今度の試験にゃあオモーサマ頑張らでよ
おもたい 生産消費 (形) 重い。 この荷物はオモタイ
おもっせー 習俗信仰 (名) おおみそか。(大晦日)  
おやこ 老幼男女 (名) 親類。  
おやす 生産消費 (動) 終らす。 うらがえーぢゃあ(私の家では)働きてが大勢どーで田植も早くオヤス
おやぶん 習俗信仰 (名) 元服祝の仮親。名附親。  
おろぬく 農山村 (動) 畑の作物を間引く。 大根がしげーでオロヌク
おわーる 社会交通 (動) 追かける。 犬が鬼をオワール
おんかに 社会交通 (副) 大袈裟。 いんめーばかの(ちょっとした)事件をオンカニ言いふらすもんじゃーないよ
おんごく 事物時所 (名) 奥。 山のオンゴクい入った
おんし 人代名詞 (代) あなた。君。  
おんじー 老幼男女 (名) 伯叔父。  
おんじーじょー 老幼男女 (名) 伯叔父。  
おんぞくない 事物時所 (形) そまつで大きい。 あんひとのこしゃいとー(あの人の作った)人形はオンゾグナイもんだ
おんだち 人代名詞 (代) (複)あなた方。  
おんねがーし 社会交通 (名) しかえし。(復讐) 四十七士は殿様のオンネガーシをした
おんばー 老幼男女 (名) 伯叔母。  
おんばーじよー 老幼男女 (名) 伯叔母。  
おんぼろさんぼろ 服飾容姿 (名) ぼろぼろの衣服。  
草木菌草 (名) 桑の木。  
がー 生産消費 (各) 木で作ったお鉢やせいろ等の輪。  
かーかーしい 飲食嗜好 (形) 飢えて物を食べたがる。 このかー(子は)ひだるい(ひもじい)どーかカーカーシイ
かーがり 農山村 (名) 木材を筏に組まずに河の流れによって運搬する作業。  
かーけら 鳥獣虫魚 (名) かわせみ。  
かーご 社会交通 (名) 行李。  
かーじり 天地気候 (名) 川しも。(川下)  
がーた 事物時所 (名) 外側。 ガータがよくて内が悪い
かーち 生産消費 (名) かわり。代償。 おれがカーチに弟が出来て(出て)働いた
かーど 住居坐臥 (名) 小川の物洗場。  
かーとるまい 生産消費 (名) 肩車。  
かーながれ 肢体健康 (名) 溺死。  
がーなる 社会交通 (動) どなる。 寝静まってからガーナルもんじゃあない
かーばる 肢体健康 (動) 外傷やぬれ紙などが乾きつくさま。 傷がカーバルどーで湯い入る
かーら 天地気候 (名) 川。河原。  
かーらぎ 草木菌草 (名) 川を流れて来た木材。  
かーらけ 肢体健康 (名) 毛の生えていないさま。  
かーる 鳥獣虫魚 (名) 蛙。  
がーる 鳥獣虫魚 (名) 蛙。  
かいと 農山村 (名) 居宅附近の畑。  
がいに 事物時所 (副) 沢山。 ガイニけえ(食え)
かいよい 肢体健康 (形) かゆい。(痒い) カイヨイとこに手のとどくぐに(ように)
がかい 事物時所 (名) 外見。(外観) ガカイはいかいもんだ
かかしろー 社会交通 (動) からかう。 あがーに酔っとー人にカカシローどーで喧嘩になった
かがび 肢体健康 (名) 炉火にあたつて脛に生ずる火斑。 あのひたあ(人は)冬中火にあたっていとーどーでカガビができた
かがみっちょー 鳥獣虫魚 (名) とかげ。(蜥蜴)  
かがら 農山村 (名) 鍛の柄。  
かかりご 老幼男女 (名) 嗣子。  
がき 老幼男女 (名) 小児。  
かぐさい 飲食嗜好 (形) 獣肉特有の臭の形容。  
かくれっこ 生産消費 (名) かくれんぼ。(隠鬼)  
かざー 飲食嗜好 (句) 食べましよう。 朝めしょーカザー
がし 事物時所 (名) 悪いこと。悪強いこと。  
がし 農山村 (名) 凶年。  
かしがる 事物時所 (動) かたむく。(傾) ふるえー(古い家)がカシガル
かしき 飲食嗜好 (名) 炊事する人。  
かしげる 事物時所 (動) 傾ける。 杯をカシゲルどーで酒がこぼれる
かしこまる 住居坐臥 (動) 坐る。正座。 ごしゅうぎ(結婚式)で式が終るまでカシコマルこたー苦しいこんだ
がしゃばる 社会交通 (動) いばる。(威張) 金があるともって(と思って)ガシャバルな
かしょう 事物時所 (動) さわる。触れる。 ごみでんま(ごみが)カショウどーか時計がまーらのーよーにうんなった(まわらなくなった)
かずけ 事物時所 (名) 人になすりつけること。  
かせーで 生産消費 (句) 稼ぎて。 気をつけてカセーデ来でよ
かた 生産消費 (名) 担保。 借金のカタに洋服をやった
かたい 生産消費 (形) 節倹。つましい。 あんひたーカタイどーでつぎぼっこーの(つぎだらけの)着物を着てよりーる(居る)
かたぐそ 生産消費 (名) けちんぼ。(吝嗇者)  
かたっつら 事物時所 (名) 対の物の片方。 靴のカタッツラあうけてもいらぬ(貰っても不用のものだ)
かたびっこ 肢体健康 (名) びっこ。(跛)  
かたひなか 事物時所 (名) 半日。 カタヒナカ遊んでひっちまった
かたへーじ 事物時所 (副) 片っぱしから。 しごたー(仕事は)カタへージかたづけとーがよい
かたまーさがり 服飾容姿 (名) 着物を着たすその不揃。  
かたる 老幼男女 (動) 夫婦になる。 あのしゅのえーの息子あ隣村のおだいじんえー(財産家)の娘とカタルげな(そうな)
かちょった 事物時所 (句) 出合った。 敵味方がカチョッタ
かっくい 農山村 (名) 竹や芦など木より細いものの切株。  
かっこ 服飾容姿 (名) 〔幼〕下駄。  
かっこー 鳥獣虫魚 (名) ありじごく。  
かっしき 農山村 (名) 刈草。  
がっそー 服飾容姿 (名) 乱れ髪。  
かったいぼー 肢体健康 (名) 癩病患者。  
かったるい 肢体健康 (形) 倦怠のさま。疲労のさま。 無理して山い登ったいばカったルイ
かっぢき 農山村 (名) 雪や氷にすべらないように用いる歯のついた履物。  
がっちょ 肢体健康 (名) びっこ。(跛)  
かっぱろー 農山村 (動) 刈り払う。 ちょくら行ってくさー(草を)カッパロー
かっぽし 農山村 (名) 刈って乾燥しておく草。  
かてもの 飲食嗜好 (名) 副食物。  
かてる 社会交通 (動) 加える。(加入) この会の趣旨に賛成の者は誰でもカテル
かどい 行動性情 (形) こうかつな。ずるい。 あのしゃーかなりカドイで同じに仕事しとーぢゃあ損をする
がとー 事物時所 (副) 多く。沢山。 賃金をガトーくれた
かとぎぼー 農山村 (名) 天秤棒。  
かとぐ 生産消費 (動) かつぐ。(担) 荷物をカトグ
かなぎ 草木菌草 (名) 落葉樹の総称。  
かなぐる 肢体健康 (動) ひっかく。(引掻) 檻の中の猿い手をつんだすもんだいば(手を出したなら)ちゅうどカナグルよ
かなびー 鳥獣虫魚 (名) かなぶん。  
がに 鳥獣虫魚 (名) かに。  
かのし 鳥獣虫魚 (名) 鹿。  
かぶちゃ 草木菌草 (名) 南瓜。  
かぶつ 草木菌草 (名) 切り株。  
かぶりきもの 習俗信仰 (名) 棺にかける着物。  
かぶりつく 肢体健康 (動) 噛みつく。抱きつく。 あの犬は知らのー人だいばちゅうど(すぐ)カブリツク
かぶる 社会交通 (動) 責任を引受ける。 皆でした悪戯をー人でカブル
かぶろだ 服飾容姿 (形動) 髪をほうぼうとしたさま。 あのかーだらしがないどーで何時でもカブロどー
かべいた 住居坐臥 (名) 家の間と間の仕切り板。  
かまーれる 老幼男女 (句) 他人にいじめられる。 あの子はさんまく(おろか者)どーで近所の子供にカマーレル
かまいたち 肢体健康 (名) 小旋風のために受ける裂傷。  
かまち 住居坐臥 (名) ふち。椽。  
かまつち 住居坐臥 (名) 粘土。  
かまや 住居坐臥 (名) かまど。(寵)  
かみすり 服飾容姿 (名) かみそり。  
かみづ 草木菌草 (名) 桑の実。  
がむしゃら 老幼男女 (形動) 乱暴な。荒々しい。 あがーのー(あのような)ガムシャラの子はほかにゃあないらよ
かもー 老幼男女 (動) いじわる。(虐) 小鳥をカモーよーの子はろくな者にゃならぬ
がらくた 住居坐臥 (名) 役に立たなくなった道具、家具。  
からくち 飲食嗜好 (名) 飯を食べずに副食だけを食うこと。 よーめし(タ食)のまーに魚をカラクチいくってひっちまった
からくり 生産消費 (名) 機械。  
からこー 行動性情 (動) たわむれに反対する。 冗談でもあんまりカラコーじゃあない
からさん 服飾容姿 (名) 女用のもんぺ。  
からす 行動性情 (名) ばか。(馬鹿)  
からすおどし 住居坐臥 (名) 屋根の両端にある千木のようなもの。  
からっきり 事物時所 (副) 全く。少しも。 水がカラッキリ出来ぬ(出ぬ)
からっぴる 事物時所 (動) ひからびる。(乾)  
からびる 事物時所 (動) 乾く。 洗濯もんがカラビル
からぶすま 服飾容姿 (名) 紙袋。  
からまめ 草木菌草 (名) らっかせい。(落花生)  
からまる 老幼男女 (動) 親しみなつく。 この子だいば俺につきりカラマル(この子なら私にだけなつく)
からみ 飲食嗜好 (名) 大根おろし。  
からむ 社会交通 (動) 言い掛りをつける。 酒に酔いばだたら(やたら)他人にカラム癖がある
がらんぼね 肢体健康 (名) がいこつ。(骸骨)  
かれ 天地気候 (名) 崖。  
がれ 天地気候 (名) 崖。  
がろー 天地気候 (名) 空洞。  
かわいげだ 老幼男女 (形動) かわいそうだ。(可愛想だ) まま親にづられる(いじめられる)あの子がカワイゲダ
かんいんさま 社会交通 (名) 官吏。  
かんがら 飲食嗜好 (名) 空罐。罐詰類の空罐。  
かんからぼし 天地気候 (名) からからに乾燥すること。旱魃。  
かんかん 生産消費 (各) めかた。(目方)  
がんぎ 住居坐臥 (名) 階段。  
かんこー 行動性情 (名) 考え。 くらしおよくするにゃあ女衆のカンコーがよくなくちゃあ駄目だ
がんこーだ 事物時所 (形動) がんじょうだ。丈夫だ。 体がガンコーどーでよい
かんころ 事物時所 (名) 頃合。 カンコロをみて呼んでくれでよ
かんじょ 住居坐臥 (名) 便所。  
かんじょーざけ 生産消費 (名) 会計をすまして支払者が提供する酒。  
かんじょぼぐさ 草木菌草 (名) ほとけのざ。  
かんちょろい 事物時所 (形) かよわい。かぼそい。 そがーのーカンチョロイ柱じゃあ危い
がんづく 行動性情 (動) 気がつく。 あんくらい言われたらガンヅク筈
がんどー 生産消費 (名) のこぎり。(鋸)  
かんながら 住居坐臥 (名) 鉋くず。  
かんば 草木菌草 (名) 山桜の皮。  
きうま 農山村 (名) 木材を運搬する橋。  
きうら 事物時所 (名) 樹木の先端。  
ききり 農山村 (名) 手おの。(斧)  
きくば 住居坐臥 (名) 庭園。  
きげ 農山村 (名) きね。(杵)  
きける 事物時所 (動) のせる。(載) 荷物を車いキケル
きげん 肢体健康 (名) 体の調子。  
きごや 住居坐臥 (名) 薪を入れる場所。  
きじや 生産消費 (名) 木工屋。  
ぎしゃく 社会交通 (名) 磁石。  
きしゃだ 鳥獣虫魚 (名) 虱の卵。  
きしょく 行動性情 (名) 気持。気分。 こがーに(この様に)いしょがしい(忙しい)折旅行に行くなんちゅう(などという)キショクじやあないよ
きじり 住居坐臥 (名) 炉に焚く薪のうしろの方。下座。  
きじんそう 草木菌草 (名) ゆきのした。  
きちょ 社会交通 (句) 来るな。 比処にはキチョ
きつい 肢体健康 (形) 強い。 あのかー気性がキツイ
ぎっちょ 肢体健康 (名) -1左きき。-2びっこ。  
きつねのごしゅうぎ 天地気候 (名) 日照雨。  
きっぽし 飲食嗜好 (名) 切干。  
きなり 行動性情 (名) きまま。(気儘) 隠居してっからあキナリに植木の手入れをでんま(でも)しているきりいそ
きにょー 事物時所 (名) 昨日。  
きにょーのゆんべ 事物時所 (名) 一昨夜。  
きばな 農山村 (名) 木材を河流によって運搬するカーガリにおける木材の先端。  
きびしょ 飲食嗜好 (名) きゅうす。(急須)  
きふれ 肢体健康 (名) 狂人。 あがーのー(あんな)馬鹿げたことおするものはキフレだ
きも 肢体健康 (名) 肝臓。  
きもなが 行動性情 (名) 気長。 あん人のよーのーキモナガにゃあ誰でんまなれーのー(誰もなれない)
きもみじか 行動性情 (名) たんき。(短気)  
きやい 肢体健康 (名) 気分。 風邪でんまひいとーどーかキヤイが悪い
ぎょーさ 住居坐臥 (名) 行儀。  
きよし 行動性情 (名) お人よし。気持のよい人。  
きらず 飲食嗜好 (名) 豆腐のかす。  
きり 事物時所 (名) かぎり。(限度) なんぼーまちてーとーって(待っていても)キリがない
きりたて 服飾容姿 (名) 縫ったばかりの新しい着物。  
きりばん 飲食嗜好 (名) まないた。(俎)  
きりょーじん 服飾容姿 (名) 美人。  
きわり 農山村 (名) 薪割り斧。  
ぎんぼーじ 草木菌草 (名) ふきのとお。  
ぐいのみ 飲食嗜好 (名) 急いで沢山飲むこと。 グイノミどーで酔っただいそ
くいわけ 飲食嗜好 (名) 食べ残し。  
くくり 行動性情 (名) しまり(締)をつける。  
くさ 飲食嗜好 (名) 料理の材料。  
くさけ 肢体健康 (名) 瘡。  
くさわけ 社会交通 (名) 話の口火をきること。  
くじる 事物時所 (動) うがつ。(穿)ほじる。 岩をクジル
くすがる 事物時所 (動) ささる。(刺) 栗のいがが指にクスガル
くすべ 肢体健康 (名) ほくろ。(黒子)  
ぐずる 老幼男女 (動) 駄々をこねる。  
ぐずる 社会交通 (動) くだをまく。 あのひたー酒に酔いばグズル
ぐぜる 行動性情 (動) 文句を言う。 酒に酔ってグゼル
くそいぢ 行動性情 (名) 強情。 てまい(自分)の体あも知らでーて(知らないで)クソイヂおはるもんじゃあない
くそっかー 草木菌草 (名) 樹木の表皮。  
くたばる 習俗信仰 (動) 死ぬ。  
くちがため 習俗信仰 (名) 婚約のとりきめ。  
くちへんじ 社会交通 (名) 口答え。 小言をえーば(言えば)クチへンジする
くっちゃぐ 肢体健康 (動) 眼を閉じる。 眠けがさすからクッチャグよ
くっちゃぶる 飲食嗜好 (動) しゃぶる。(舐) 飴をクッチャブル
くっつく 鳥獣虫魚 (動) 動物が噛みつく。 犬がクッツク
くっつく 老幼男女 (動) 夫婦になる。(カタルの卑語) あの娘あこじきとクッツク
くで 服飾容姿 (名) 糸などのもつれ。  
ぐでる 飲食嗜好 (動) 酒に酔った人がくり言をいう。  
くど 住居坐臥 (名) かまど。(寵)  
くどく 行動性情 (動) 小言をいう。愚痴をいう。 賞金がいんめー(少い)どーちて(だと言って)クドク
くどす 肢体健康 (動) 堕胎する。 子供ががい過ぎる(多過る)どーで今度の子をばクドス
くどれる 天地気候 (動) 崩れる。 山がクドレル
くな 農山村 (名) 焼畑の第二年目。  
くねっぽい 老幼男女 (形) 年令の割にふけている。 まだ十二だげのーが、十七・八にもめーるぐに(見える程に)クネッポイ子だ
くばる 肢体健康 (動) 火に入って焼ける。 よちよちありきの子供がひぢろ(炉)いクバルこたあ(事は)親がみていのーだよ(監視していないからだ)
くびづる 肢体健康 (名) 頸。  
くびる 事物時所 (動) くくる。(括) 粟を刈ってクビル
くぼ 天地気候 (名) 凹地。  
くぼい 鳥獣虫魚 (名) 犬の遠吠え。  
くぼぢゃわん 飲食嗜好 (名) 深い茶碗。  
くみこ 社会交通 (名) 仲間。仕事の組。  
くむ 天地気候 (動) 崩れる。 あの山ががっさい(全体)クム
くむ 社会交通 (動) 交換する。 木炭を持って町い行き衣類とクンで来た
くめん 生産消費 (名) さんだん。(算段)  
くもすき 天地気候 (名) 高い山が雲におおわれて、すいて見える頂。  
くものすはらい 老幼男女 (名) 長身の人。 ちようどクモノスハライが来とーどーで(来たので)高いとこの物をとるにゃあよかっとーどー
くやしい 行動性情 (形) 口惜しい。悲しい。 騙されとーともいば(たと思えば)クヤシイ
くらーせる 社会交通 (動) なぐる。(擲) ひとー(私を)馬鹿にずればクラーセルよ
くらいそばーる 老幼男女 (句) 悪ふざけする。 クライソバールでけがー(怪我を)するどーわ
くらくなりもと 事物時所 (名) 夕方。暮れ方。  
ぐりぐりどーしん 肢体健康 (名) 五分刈頭。  
くりじょい 生産消費 (名) 繰背負。一里の行程を二人で三個の荷物を運ぶ場合、第一回は二人同時に各一個をはこぶが、この時甲は一里を通して乙は半里で止めて荷物を置き、引返して残りの荷物を運ぶ。甲は目的地に荷物を届け引返して半里の処にある乙が残した荷物を目的地に運べば、二人とも一回半宛運ぶことになる。これをクリジョイという。  
くりょー 社会交通 (動) 下さい。呉れ。 菓子をクリョー
ぐる 社会交通 (名) 共謀。 あいら(彼等)がグルになっていたづらをした
ぐるい 事物時所 (名) 周囲。  
くるむ 生産消費 (動) 物を包む。 ふるしき(風呂敷)でクルム
くるめる 老幼男女 (動) かわいがる。 たっだ一人の子どーであがーにクルメルづらいそ(だろうよ)
くるり 肢体健康 (名) 関節。  
ぐるわ 社会交通 (名) 周囲の人々。 あの子をあがーのー性格にしとーは、グルワの責任いそ
くろ 農山村 (名) 畑の隅。(畔)  
くろき 草木菌草 (名) 松杉等の常緑樹の総称。  
くろぎり 農山村 (名) 山畑、焼畑の周囲の木を伐って、作物に雫の落ちないようにする作業。  
くんねぶる 住居坐臥 (動) いねむりする。(居眠する) お祖母さんはクンネブルが仕事いそ
くんのむ 飲食嗜好 (動) 呑み込む。 ここんで(含んで)いでーて(いないで)クンノムがよい
けー 飲食嗜好 (動) 食え。食いなさい。 はいく(早く)ケー
けーきりむし 鳥獣虫魚 (名) かみきり虫。  
けーむし 鳥獣虫魚 (名) 毛虫。  
げーもない 生産消費 (句) 無駄な。無闇な。 試合が終ってから行って見とーってゲーモナイことだ
けごーづ 飲食嗜好 (名) 穀物のとぎ水。  
けして 行動性情 (副) 決して。 これからあケシテ人のものお取るぢゃあないよ
けしね 飲食嗜好 (名) ついた粟。(精粟)  
げすいた 住居坐臥 (名) こたつの上に置く板。  
けだい 服飾容姿 (名) みの。(蓑)  
けち 社会交通 (名) 不吉。言いがかり。 お祝の座で、あのぐの(あのような)ケチなことー言うもんじゃあない
けっく 事物時所 (副) かえって(却) 注射をうっとーことがケック悪かった
げっつ 事物時所 (名) 最后。一番后。 あの子の成績はゲッッだ
けっべき 肢体健康 (名) 肩のこり。  
けつまじく 肢体健康 (動) つまづく。(躓) あのぐの(あのような)ごーろみち(石ころ道)どーでケツマジクだい
げどー 行動性情 (名) 悪者。ならず者。 あの宿い泊ってーる旅人はゲドーだげな
げな 行動性情 (助動) そうな由。 そうだゲナ
げに 行動性情 (副) 思い出して言い出すことば。 ゲニ(あっ)そうだ
けぬきああせに 社会交通 (副) 出あい頭に。びったりと。 四辻まで行ったいばケヌキアアセニ友達といきやった
けぶ 住居坐臥 (名) 煙。  
げや 住居坐臥 (名) のき。(軒)  
けら 鳥獣虫魚 (名) きつつき。  
けり 事物時所 (名) きり。(限度)  
げんげ 肢体健康 (名) 咳。  
けんつく 社会交通 (名) りくつ(理屈)を言うこと。 子供同志の喧嘩い親が出てケンツクくれらーみぐさい(みにくい)
げんとう 事物時所 (名) 現実。  
げんのー 住居坐臥 (名) かなずち。(金槌)  
けんまく 住居坐臥 (名) 屋内をとりちらしたさま。 がきども(男の子)きりで遊ばしておいたもんだらえー(家)の中はケンマクづら
けんまく 行動性情 (名) 怒ったさま。 怒ってきりもない(ものすごい)ケンマクどーよ
けんりょもない 行動性情 (句) 予想もできない。 あん人の生れはケンリョモナイ遠国だげな
ごいら 農山村 (名) 大豆・小豆等の空さや。(秣)  
ごえんけん 行動性情 (形動) 無関心なさま。 再軍備がどがーになっとーってうらあ(俺は)ゴエンケンだ
こー 社会交通 (動) 来い。 はいく(早く)コー
ごーがわく 行動性情 (句) 腹が立つ。 あいらに(彼等に)騙されとーとおもいばゴーガワク
ごーきな 事物時所 (形動) 大層な。 あのお宮のはしらー(柱は)ゴーギなもんだ
こーこー 飲食嗜好 (名) おしんこ。  
ごーじ 鳥獣虫魚 (名) 便所の蛆。  
こーしゃどー 老幼男女 (形動) ませている。(老成) あのかー(子は)この子より一月先生れどーちて、こがーにコーシャドーどーよ
ごーじょーづく 行動性情 (句) 無理やり。 ゴージョーゾクで貸金をとって来た
ごーつ 天地気候 (名) 石地。(ゴーロと同意)  
こーて 事物時所 (副) これ限り。 こがーのーいたずらはコーテするじゃあないよ
こーばい 行動性情 (名) 動作。処作。 コーバイがのろければ人より遅れるだいそ(のだよ)
ごーろ 天地気候 (名) 石地。 あの畑はゴーロどーで作がとれのー
こが 住居坐臥 (名) 大きな桶。  
こがーにどーやい 応対詞 (謝辞) こんなに沢山いただいて恐縮です。(物を贈られた時の「済みません」)  
こかす 事物時所 (動) すべらす。(滑)  
ごき 飲食嗜好 (名) 椀。  
ごきずれ 服飾容姿 (名) 食器をかかえて着物の前をよごす。  
こぎる 生産消費 (動) 値切る。値引く。 高すぎるでいんめー(少し)はコギルがよい
こく 社会交通 (句) 言う。 そんな嘘をコクナ
ごくどー 生産消費 (各) 道楽者。  
こぐる 事物時所 (動) くぐる。(潜) 水うコグル
ごくろうだいました 応対詞 (謝辞) 御苦労さま。  
こけら 鳥獣虫魚 (名) うろこ。(鱗)  
こけら 草木菌草 (名) こけ。(苔)  
こける 行動性情 (動) ころぶ。(転倒) 馬まーし(と共に)コケルこたー危ない
ここいら 事物時所 (代) ここら。(比処)  
こごむ 肢体健康 (動) かがむ。(屈) コゴム仕事に馴れのーどーで腰がくたびれた
こごり 事物時所 (名) かたまり。(塊)。  
こころ 事物時所 (副) 少し。 この方がココロいかいようだ
こさ 天地気候 (名) 日蔭地。  
こしゃいる 生産消費 (動) 作る。 こりゃあおれがコシャイル本箱の材料いそ(です)
ごしょーらく 行動性情 (名) 安楽。 孫がいかく(大きく)なって働いてくれるどーでおりゃー(俺は)ゴショーラクいそ
こじよっこり 事物時所 (副) ささやかに。こじんまりと。 コジョッコリしとーえーを建てた
こすい 行動性情 (形) わるがしこい。(悪賢)  
こすっかー 行動性情 (名) 悪賢い人。  
こぜーる 肢体健康 (動) 縮んで延びない。 ぬこいをり(幼少の頃)やんだいば(病気したら)コゼールどーか、いかく(大きく)なれーのーに
こせみち 社会交通 (名) 間道。小道。  
こそっぱい 事物時所 (形) 滑らかでない。 滑り台の板がコソッパイ
こたーる 行動性情 (動) 困る。閉口する。 不幸続きぢゃーほんまにコタール
ごたい 肢体健康 (名) 身体。  
こたが 住居坐臥 (名) 小さな桶。  
こちとー 人代名詞 (代) 〔男〕私。  
こぢれる 社会交通 (動) わざと反対する。 何もかも承知していしな(いながら)意地悪くコヂレル
こっきり 事物時所 (副) すっかり。 あの川のゆを(魚)はコッキリいのーよーになった
こづく 社会交通 (動) 叩く。 みんなしてコヅク
こっくい 住居坐臥 (名) 焼印。  
こつこん 鳥獣虫魚 (名) みみずく。  
ごっそー 飲食嗜好 (名) 御馳走。  
ごっだく 住居坐臥 (名) ごみ。(塵芥)  
ごっちょー 行動性情 (形動) 面倒くさい。  
ごっばな 肢体健康 (名) 鼻汁。  
こっペー 生産消費 (名) こうしゃ。(功者)  
こづむ 事物時所 (動) 沈殿する。 溶いとー薬が盃の底いコヅム
ごてー 老幼男女 (名) 〔老〕夫。  
こないだ 事物時所 (名) この間。  
こなから 生産消費 (名) 甲州桝の二合五勺(甲州桝は普通桝で三升を一升という)  
こなしま 農山村 (名) 焼畑の第三年目。  
こなす 社会交通 (動) 人の悪口を言う。 陰で人をコナス
こなす 農山村 (動) 米・粟等を粉にする。  
こねる 飲食嗜好 (動) 麵類を作る時粉に水を加えてこねる。 そばきりょう(そば)こしゃいる(作る)にゃあよっくコネルがよい
こば 事物時所 (名) かど。(角)  
ごはい 習俗信仰 (名) 神社等の上り口の庇。  
こびー 飲食嗜好 (名) 飯などの焦げ。  
こびきぬか 生産消費 (名) おがくず。(鋸屑)  
こびっつく 飲食嗜好 (動) 飯などが焦げつく。 はいくおろさないばコビッツク
こびん 肢体健康 (名) ひたい。(額)  
ごふーさまぐらい 事物時所 (句) 僅少。  
こぶたん 肢体健康 (名) 瘤。  
ごへー 飲食嗜好 (名) 米飯をつつきつぶして作った団子またはにぎり。  
ごまごまする 行動性情 (動) まごつく。 舞台え上ってからーゴマゴマスルぢゃあないよ
こましゃっくれる 老幼男女 (動) ませる。大人びる。  
ごむしん 社会交通 (名) お願い。 大事の物づらがゴムシンどーで貸いてくれで
ごろつく 生産消費 (動) 仕事をしないで暮す。 仕事ああってもゴロツクもなー一生楽にゃあなれぬ
ごろっち 鳥獣虫魚 (名) ふくろー。  
こん 事物時所 (名) こと。(事) 悪いコンだ
こんがらがる 社会交通 (動) もつれる。 いっしょに多勢で話いとーぢゃーコンガラガッテわからぬ
こんじゃる 飲食嗜好 (名) 小さなざる。(笊)  
こんしゅのえーしゅ 応対詞 (訪問) 御免なさい。(「この家の人達」と呼びかけることが「御免なさい」に適用される)  
こんだ 事物時所 (副) 今度。 コンダは失敗しとーが次にゃあ大丈夫だ
こんつれ 事物時所 (句) こんな。このような。 大勢がかりでコンツレの事しらー出来のーか
こんどーし 飲食嗜好 (名) 小さなざる。(笊)  
ごんばち 飲食嗜好 (名) 木鉢。(粉などをねる器)  
こんぶくろ 服飾容姿 (名) きんちゃく。(巾着)  
こんぼーす 飲食嗜好 (名) 食いしんぼう。  
さー 天地気候 (名) 沢。  
さーる 習俗信仰 (動) たたる。(崇) じゅうもつ(家宝)の刀がサール
ざいしょ 住居坐臥 (名) 住居。家屋。  
さいづち 住居坐臥 (名) 大工の使う木槌。  
さいで 服飾容姿 (名) 布きれ。ぼろ。  
さかさみづ 習俗信仰 (名) 水に後から湯を加えた用水。  
さがしい 天地気候 (形) 急傾斜であること。 あの山がサガシイと思ったいば三十度もあっとーが
さかじり 天地気候 (名) 坂道の登り口。  
さかもり 社会交通 (名) 宴会。  
さがり 生産消費 (名) 給料を前借して会計日に残金のないこと。  
さきおっとし 事物時所 (名) 一昨年。  
さく 農山村 (名) 田畑のうね。  
さくばみち 農山村 (名) 耕作地に通ずる道路。  
さくりっか 農山村 (名) 鍬。  
さくる 農山村 (動) 中耕する。 ひりーまー(午前中)にこの畑をサクル
さけすまし 習俗信仰 (名) 婚約が成立して飲む酒。  
ささくれ 事物時所 (名) 滑らかでない板の面。  
ささらほーさらだ 生産消費 (形動) 失敗続きのさま。 ひっ転んで怪我あしたり大事の道具をばひんおやいとーで(こわしたから)ササラホーサラだった
さし 生産消費 (名) 二人きりで物をかつぐこと。  
さしかさ 服飾容姿 (名) からかさ。(傘)  
さじく 天地気候 (名) 激しい雨。  
さしもの 服飾容姿 (名) 仕事着。  
さすが 生産消費 (名) 小刀。山刀。  
さそく 生産消費 (名) 計画。  
さっかけ 住居坐臥 (名) 家につぎ足した小屋。  
ざっぱだ 事物時所 (形動) あらい。(粗) この画用紙はザッパダ
さで 農山村 (名) 山の急斜面で木材をすべらして落すのに都合のよい場所。  
さとい 行動性情 (形) 敏感な。 このかー(この子は)サトイでいんめー(少し)の音でも眼を覚す
さなる 肢体健康 (動) 叫ぶ。 お客人は寝てーるどーに、なにょーサナルだ
さなれ 草木菌草 (名) 立枯れの木で周囲が朽ち中心だけが残ったもの。  
さばく 事物時所 (動) さく。(裂) 紙をサバク
さぶい 天地気候 (形) 寒い。 今朝はサブイと思ったいば零下十度だ
さぼーる 事物時所 (動) なげる。(投) ボールをサボールが有名の○○選手だ
さぼし 老幼男女 (名) 接客婦。売春婦。  
ざまく 服飾容姿 (名) しゅうたい。(醜態) 高校生にもなって、こん位の傷で泣くなんちゅーは、よいザマクだ
ざまく 事物時所 (名) だらしない有様。 このザマクはなんちゅうこんだ
さみづ 飲食嗜好 (名) 汁物に味のつけてないもの。  
さめしい 行動性情 (形) 淋しい。 夜あの竹敷をー人で通ればサメシイ
さるのうんもの 草木菌草 (名) さるおがせ。  
さんじゃく 服飾容姿 (名) 三尺帯。へこおび。  
さんじらかす 住居坐臥 (動) 取り散らす。 子供があるえーぢやあサンジラカスもむりゃー(無理は)ない
さんそくそろー 事物時所 (句) 完備する。(完全) サンソクソローひたー少ないもんだ
さんぼーさま 習俗信仰 (名) 寺の御本尊。  
さんまく 行動性情 (形動) おろか。(愚) サンマクの者どーが頼むよ
しありく 行動性情 (句) 何かをしながら歩く。 万歳をシアリクしゅ(衆)は三河ものいそ
しーける 肢体健康 (動) 病気などでちぢこまる。元気がない。 このかー(この子は)風邪でんま(でも)ひいとーどーか(ひいたのか)シーケルようだ
しーな 草木菌草 (名) 実りの悪い穀物。  
しーれせき 肢体健康 (名) 百日咳。  
しいれる 生産消費 (動) しつける。(躾) 子供はぬこい(小さい)をりっから厳格にシイレルがよい
しおーせる 行動性情 (句) 為し終える。 あれ(彼)だいば(ならば)寒中でも冷水摩擦をシオーセルらよ
しおたれる 肢体健康 (動) 元気がなくなる。 病気が重れとーどーか(重くなったのか)だんだんシオタレル
しかいに 事物時所 (副) 次第に。 言いなりシカイになる
しき 事物時所 (名) そこ。(底) 釜のシキをよく洗あでよ
じき 事物時所 (副) すぐに。  
しきせ 生産消費 (名) 報酬にやる物品。  
しぐれ 天地気候 (名) 吹雪。  
しけ 天地気候 (名) 霖雨。  
しこーす 行動性情 (句) しきりにする。度々する。 稽古をシコースでじょーぞになるどーよ(のだよ)
しこたま 事物時所 (副) たくさん。(沢山) おんじー(叔父)がめづらしくほうびをシコタマくれた
しじ 肢体健康 (名) 〔幼〕男陰。  
しずか 行動性情 (句) しましょうか。 勉強シズカ
しちょ 行動性情 (句) するな。よしなさい。 そがーの事をシチョ
しつけ 農山村 (名) 田畑へ作物を蒔き付け、植え付ける。  
しっこ 肢体健康 (名) 〔幼〕小便。  
しっこ 老幼男女 (名) 末っ子。  
しったなし 事物時所 (形動) 際限ないこと。 酒を飲み出いたらシッタナシだ
しったぶ 肢体健康 (名) しり。(臀)・  
しったりこー 社会交通 (名) 知ったかぶり。 ほんこは(真実は)なんでんま知らのーくせにシッタリコーを言う
しっぱしょーり 服飾容姿 (名) しりはしょり。  
しっぱね 服飾容姿 (名) 泥の裾へはね上ったこと。  
しっぱらい 事物時所 (名) 最后。終り。  
しっぷり 草木菌草 (名) 大根等の末尾。  
しっぽ 鳥獣虫魚 (名) 尾。  
しとーで 行動性情 (句) したので。 おれがシトーデかんにんしてくれで
しなくれる 草木菌草 (動) 草木がしおれる。 植木い水をくれのーどーで(くれないので)シナクレルらよ
じばん 服飾容姿 (名) じゅばん。(襦袢)  
しはんなーた 行動性情 (句) しはじめた。 劇をシハンナータいば停電にうんなった
しぶとい 行動性情 (形) 図太い。 シブトイどーでなかなかはくじょー(自白)しなんだ
しみったれ 生産消費 (名) けちんぼう。(吝嗇)  
しみどーふ 飲食嗜好 (名) 凍り豆腐。  
しみる 天地気候 (動) 凍る。寒い。 今年の冬はシミル
しめし 服飾容姿 (名) おむつ。(襁褓)  
しも 天地気候 (名) 南。  
しゃーしゃー 社会交通 (副) 知らぬ顔しているさま。白々しいさま。 どがーによまーれても(どんなに叱られても)シャーシャーしている
しゃーだ 生産消費 (名) 仕事。  
しゃーなる 肢体健康 (動) どなる。叫ぶ。 隣りでまた喧嘩が始まっとーかシャーナル
しやーぶき 肢体健康 (名) 咳。  
しゃえん 飲食嗜好 (名) 野菜類。  
しゃがむ 住居坐臥 (動) 中腰になる。  
しゃく 住居坐臥 (名) ひしゃく。(枸)  
しゃっくり 肢体健康 (名) さくり。(噦)  
しゃっちもっち 行動性情 (副) 是非とも。(シャリと同意)  
しゃっつら 肢体健康 (名) 人の顔を詈っていう。  
しゃばく 事物時所 (動) さく。(裂) 布をシャバク
じゃみる 事物時所 (動) くだける。 窓ガラスがジャミル
しゃらっかまーぬ 社会交通 (句) 面倒みれない。 あれだけ親切にしても、それが仇になるだいば(ならば)これっからーシャラッカマーヌ
しゃり 行動性情 (副) どうしても。 シャリ行かないばならのーこたあないら
しゃれる 服飾容姿 (動) 装をこらす。 あのかー町からかいってからー、毎日よい着物を着たり化粧してシャレルようになった
じゃんぎり 服飾容姿 (名) ざんぎり頭。  
しゃんと 服飾容姿 (副) きちんと。整える。 あのかー感心に何時も身なりをシャントしている
じゅーいちん 鳥獣虫魚 (名) ほととぎすの一種。  
しゅらい 生産消費 (名) 事業に要する施設と経費。  
じゅんぎ 応対詞 (挨拶) 挨拶。  
しゅんとき 事物時所 (名) 時機。時刻。  
しょいこ 生産消費 (名) せおいこ。(背負子)  
じょーぐち 住居坐臥 (名) 門口。  
じょーじゅー 事物時所 (副) 常に。 ジョージュー着で式い出た
じょーじゅうぎ 服飾容姿 (名) ふだん着。  
じょーじょ 服飾容姿 (名) 〔幼〕草履。  
しょーづく 行動性情 (動) こりる。(懲) 一度失敗したらショーヅクもんだよ(ものだよ)
しょーづける 社会交通 (動) ひどいめにあわせる。 口で言ってわからないばショーヅケル
じょーぶ 事物時所 (副) すっかり。(悉皆) 約束うジョーブうちゃあすれた(忘れた)
しょーや 農山村 (名) 山仕事の指揮者。世話役。  
じょーや 事物時所 (副) 何時も。 このかー(子は)ジョーヤ寝小便をひる
しょーゆのみ 飲食嗜好 (名) 醤油のしぼりかす。  
しょーらい 行動性情 (名) 性質。 あのしゅのえーしゃあ(あの家の人達は)ショーライが良い
じょーり 服飾容姿 (名) 草履。  
しょく 生産消費 (名) 机。  
しょくすぎる 社会交通 (句) 分に過る。 貧乏のくせに立派な洋服やなんどー買うなんちゅうはショクスギル
しょくば 事物時所 (名) 勉強する所。  
じょける 老幼男女 (動) たわむれる。(戯)  
じょさいない 行動性情 (形) 気にかけない。如在ない。 あのかー何を言ってもジョサイナイ
じょっき 肢体健康 (名) 左手きき。  
しょて 事物時所 (名) 最初。 今度のこたー(ことは)ショテからまずかった
じょなじょな 服飾容姿 (副) 女の装をこらしたさま。 男のくせにジョナジョナしれば笑あれる
しょなり 服飾容姿 (名) 容姿。みなり。 他人のまーさ出るおりゃー、だらしのないショナリをしるもんじゃあないよ
しらげる 生産消費 (動) 精米・精麦する。 つきや(精米所)で粟をシラゲル
しらしんけん 生産消費 (副) 真剣。 重大問題どーでシラシンケンではなしょー(話を)せでよ
しらのーじゃんか 社会交通 (句) 知らんではありませんか。  
しらばっくれる 社会交通 (動) 知らん顔する。白をきる。 知っていしな(いながら)シラバックレル
しる 行動性情 (動) する。(為す) そーシルだいば(そうするならば)
しわい 行動性情 (名) 強情。 あのかーシワイでいんめーばか(少しばかり)よまっても(叱っても)泣きゃあせのーわ(泣かない)
しわっかー 老幼男女 (名) 乱暴な子供。言いつけをきかない子供。  
じんきち 服飾容姿 (名) 布の財布。  
しんきゃく 習俗信仰 (名) 婚礼後、嫁が夫とともに生家へ帰った時新客という。  
しんぐれおんぐれ 事物時所 (副) あるいは早くあるいは遅く。 議員がシングレオングレ議場さ入った
しんごー 肢体健康 (名) 臀部。  
しんしゃくする 行動性情 (動) 推量する。 むこーの(相手の)くらしょーシンシャクして贈り物をばするものいそ
しんぜる 習俗信仰 (動) 神仏に物を供えること。 今日はぢんぢー(祖父)の命日どーで(だから)おっと(酒)をシンゼル
しんそばーる 老幼男女 (動) ふざける。悪ふざけ。  
じんだら 老幼男女 (名) 小言。いやがらせ。  
しんぬけ 肢体健康 (名) 脱肛。  
じんねとせでよ 応対詞 (訪問) 仕事は気をつけてゆっくりおやりなさい。(仕事に行く者と別れる時の挨拶)  
しんのーぶるまい 習俗信仰 (名) 結婚式の披露宴。  
しんや 老幼男女 (名) 分家。  
ずい 草木菌草 (名) しん(芯)  
すいじんさま 鳥獣虫魚 (名) みずすまし。  
ずいっちょん 鳥獣虫魚 (名) きりぎりす。  
すいふろ 住居坐臥 (名) すえふろ。(風呂)"  
すがい 鳥獣虫魚 (名) 鳥類の雌雄。つがいの転。  
すかり 服飾容姿 (名) 物を入れる網袋。  
すがり 鳥獣虫魚 (名) 蜂の一種。  
すがれる 草木菌草 (動) 草木が枯れしおれる。 花がはい(もう)スガレル
すかんぴん 生産消費 (名) 一物もないこと。無ー物。  
すくた 農山村 (名) 豆類のさや。  
すぐる 農山村 (動) 藁のはかまを除く。選別する。 わらじをつくるどーでわらースグル
すけっと 生産消費 (名) 手伝人。  
すけない 事物時所 (形) 少ない。 こいじゃー(これでは)目方がスケナイ
すげない 社会交通 (形) 愛想がない。 藤太郎の母は、あんまりスゲナイ教育をした
すける 生産消費 (動) 手伝う。助ける。 えーの(家の)仕事が早く終っとーどーで、隣の仕事いスケル
すげる 服飾容姿 (動) はめる。入れる。 下駄の鼻緒をスゲル
すこい 行動性情 (形) 悪賢い。 あんまりスコイことおすれば人に憎まれる
すごい 行動性情 (形) 大層な。恐ろしい。 スゴイ顔して怒ったっけ
すずりぶた 飲食嗜好 (名) くちとりを入れる平らな膳。  
すっきら 事物時所 (副) 残らず。すっかり。 スッキラ出いてこれだけしかーない
すっこむ 生産消費 (動) 損をする。 馴れの一事業さ手を出しとーでスッコンだ
すったもんだ 社会交通 (副) 紛糾のさま。 今日の国会はスッタモンダで乱斗になった
すっちょーない 行動性情 (形) 無愛想。 姑はスッチョーナイが嫁は愛想がよい
すっぽい 飲食嗜好 (形) 酸い。 このみかんはスッポイ
すてる 事物時所 (動) 落す。遺失する。 だいじの金をステルなんちゅうは不注意だよ
すてんに 行動性情 (副) あてもなく。 ステンニ旅行すらー面白い
すねっぱぎ 肢体健康 (名) 脛。  
すばり 老幼男女 (名) 人おくれする子供。 この子は他へ行くとスバリで困る
すばる 老幼男女 (動) はにかむ。(羞)  
すびえる 社会交通 (動) 計画だおれになる。 今度予定した旅行は経費が集まらのーどーでスビエルらよ
すびる 肢体健康 (動) 腫物などの小さくなること。 できもの(腫物)がなんぼーかスビル
すべー 生産消費 (名) すべ。(術)  
ずべたら 行動性情 (名) だらしがないこと。 そがーのー(そんな)ズベタラどーで部屋の物が紛失するどーよ(のだよ)
すべっこい 事物時所 (形) 滑らか。 雨が降ってっからあ道がスベッコイ
ずまいする 生産消費 (動) 用意する。 昨夜は鼠にうまく逃られとーが、今度こさーズマイしている
すまいてか 応対詞 (挨拶) 食後の挨拶。  
すみっこ 事物時所 (名) すみ。(隅)  
すら 農山村 (名) 材木を移動する時、その下に敷く丸太ゴロ。  
すれっからし 老幼男女 (名) 世間通の人。  
すわり 社会交通 (名) 人に臆すること。 このかー(子は)えー(家)じゃあ元気がよいどーがよそい行けばスワリで困る
すんだかよ 応対詞 (挨拶) 食事は終りましたか。(食後の挨拶)  
せいた 生産消費 (名) 丸太から角材をとった挽き残り。  
せー 肢体健康 (名) 身長。  
せーがきれる 肢体健康 (句) 息がきれる。 あがーに飛んどーじゃあセーガキレル
せーがない 肢体健康 (句) 病気で気力の落ること。 さすがのあん人も病みやーがりぢゃあセーガナイ
せーさい 事物時所 (副) 沢山。 はいセーサイになった
せーたら 社会交通 (名) 余計な世話。 他人の事いセータラすれば、かいって迷惑になる
せーをおとす 肢体健康 (句) 落膽する。 死にめにまにあーのーどーで(臨終に間にあわないのだから)なんぼーか(何程か)セーヲオトスらよ
せぎ 天地気候 (名) 小川。  
せぐ 事物時所 (動) 止める。しいて止めさせる。 あがーにしたがるものーセグもんじゃあない
せし 習俗信仰 (名) 葬祭を行う当人。  
ぜし 社会交通 (副) 是非。 これだきよーば(これだけは)ゼシ聞入れてくれでよ
せしめる 社会交通 (動) うばいとる。(奪) あれが持ってーる本をセシメルだ
せっこむ 社会交通 (動) せきこむ。急激にする。 こがーのーこまっかい仕事はセッコムと間違う
せっとー 鳥獣虫魚 (名) ほほ白。  
せと 天地気候 (名) 谷間の狭いところ。渓谷。  
せど 住居坐臥 (名) 家の裏側の戸。  
せばい 住居坐臥 (形) せまい。(狭) あのえー(家)はセバイ
せぶる 社会交通 (動) 責め取る。たかる。 あにー(兄)だけで財産相続しとーどーで、弟がセブルのも無理はない
せんぎり 飲食嗜好 (名) 大根の切り干。  
せんど 事物時所 (名) 先日。  
ぜんばこ 飲食嗜好 (名) 箱になった食膳。  
そーけっつら 服飾容姿 (名) 寒そうな顔。 このかーソーケッツラどーで着物をいま一枚着せで(着せてやりなさい)
ぞーし 飲食嗜好 (名) 食器類を洗う仕事。  
ぞーしみづ 飲食嗜好 (名) 流しの洗い水。  
そーべつ 事物時所 (副) すべて。(悉皆) ソーベツ焼けてひっちまった
そーま 農山村 (名) そま。(杣)  
そがーに 事物時所 (副) そんなに。 人の悪口をソガーニ言うもんじゃあない
ぞくだ 事物時所 (形動) ふぞろいだ。(不揃) 今年の稲はゾクだ
ぞざーる 老幼男女 (動) ふざける。(戯)  
そそー 行動性情 (名) 粗忽。 うらがえーの嫁はソソーどーで皿もなにも落いて割ってひっちもー(しもう)
そぞしい 天地気候 (形) すずしい。(涼) 秋風がたってソゾシイ
そそっかー 行動性情 (名) そこつ(粗忽)な人。  
そぞむ 天地気候 (動) すずむ。(涼) あんまり暑いどーで外い出てソゾム
そだ 農山村 (名) しば。(柴)  
そつ 生産消費 (名) 無駄。そまつ。(粗末) 鉛筆の短かくなっとーでも、ソツにするもんぢゃあない
ぞっき 事物時所 (助) 混らないこと。 このひなー(ひなは)おんどりゾッキだ
そっくら 事物時所 (副) ぜんぶ(悉皆) 畑の草取りゃーきにょーでソックラすんだ
そっぱい 社会交通 (名) 愛想。 久しぶりにいきやっとーどーにソッパイがない
そっぱいなしだっとー 応対詞 (訪問) 何の御愛想もない。  
そとぐるみ 肢体健康 (名) 外踝。  
そのいちら 事物時所 (句) そのまま。 ソノイチラここで待ちていでよ
そばーる 老幼男女 (動) たわむれる。ふざける。  
そばきり 飲食嗜好 (名) そば。(生蕎麦)  
ぞびきだす 肢体健康 (動) 引張り出す。 あんまりしゃーなるじやあ外いゾビキダスよ
そびれる 事物時所 (動) はずれる。(外) 弾は獲物をソビレル
そろす 事物時所 (動) 揃える。 粟を刈ったらよくソロスどーよ
たーけ 行動性情 (名) 馬鹿。あほう。  
たーこと 行動性情 (名) たわごと。(戯言)  
たーしる 肢体健康 (名) 淋巴液。  
たいげー 肢体健康 (名) 息苦しいさま。 あがーに(あんなに)急いで山い登るどーでタイゲーダ
だいこ 飲食嗜好 (名) 大根。  
だいじにいかでよ 応対詞 (訪問) お気をつけてどーぞ。(客を送り出す時の詞)  
だいやびん 天地気候 (名) 大きな崖。  
たかあし 生産消費 (名) 竹馬。  
だかーる 肢体健康 (句) 抱える。 子供をダカール
たかたかゆび 肢体健康 (名) 中指。  
たかば 服飾容姿 (名) 高下駄。  
たがまる 服飾容姿 (動) もつれる。  
たかる 肢体健康 (動) 病気が伝染する。 はしかはタカル
たくる 事物時所 (動) めくる。(捲) 本の頁をタクル
たくれる 事物時所 (動) おちる。(落) 高い木い登ればタクレルよ
だし 事物時所 (名) 下手の方。  
たそく 事物時所 (名) 加えること。つけたすこと。 いんめーどーが(少しですが)この百円を何かのタソクにしてくれで
だたいが 事物時所 (副) 突然に。 道に休んでいたいばダタイガ山崩れがあった
だたら 行動性情 (副) やたらに。(濫) 腹がへっとーどーかダタラ飯お喰いたがる
たちっつけ 服飾容姿 (名) 男子用のもんぺの一種。  
たっだ 事物時所 (副) わずかに(僅) タッダこれだけか
たてこーずい 天地気候 (名) 大雨。  
たなぎょー 習俗信仰 (名) お盆に寺の僧が壇家を廻って読経すること。  
たなもと 住居坐臥 (名) 台所。  
だぼー 行動性情 (名) 馬鹿。  
たぼこ 飲食嗜好 (名) 煙草。  
だら 農山村 (名) 人糞肥料。  
だらおけ 農山村 (名) 肥桶。  
たらずまい 生産消費 (名) 不足分。 一万円に百円のタラズマイは皆で出いてちょうどにせずよ
だる 事物時所 (名) たるむこと。(弛む) 電灯線さダルがきた
だるい 肢体健康 (形) 倦怠疲労をおぼえる。 この頃体がダルイ
だんす 飲食嗜好 (名) 団子。  
たんぼ 服飾容姿 (名) たもと。(袂)  
ちぎ 生産消費 (名) 大秤。  
ちく 肢体健康 (名) げんこつ。(拳骨)  
ちぐ 事物時所 (名・形動) はんぱ(半ぱ) 足袋を片方ひん焼いとーどーでチグにうんなった
ちそ 草木菌草 (名) しそ。(紫素)  
ぢぢー 肢体健康 (名) 〔幼〕小便。  
ぢちなし 生産消費 (名) 不器用。  
ちっくり 肢体健康 (名) 背の小さい人。  
ぢっだみそ 飲食嗜好 (名) 糠味噌。  
ちっちくちー 生産消費 (名) じゃんけん。(石拳)  
ちっと 事物時所 (副) 少し。  
ちび 肢体健康 (名) 小さい人。  
ちびっと 事物時所 (副) 少し。 やけどは指先がチビットだ
ぢぶり 天地気候 (名) 長雨。  
ぢべた 天地気候 (名) 地面。  
ちぼ 肢体健康 (名) 乳。  
ちみち 老幼男女 (名) 親類。  
ちゃか 肢体健康 (名) 頭の禿。  
ちゃくじ 事物時所 (副) 順次。 そいじゃーチャクジ席い着いてくれで
ちゃぼーず 飲食嗜好 (名) 茶柱。  
ちゃほやかす 社会交通 (動) 愛想よくもてなす。 継子をあがーにチャホヤカスあの人は感心だ
ちゃら 行動性情 (名) たわごと。野次。 あん人の演説にゃあつまらないチャラが入った
ちゃらんぽらん 行動性情 (名) しまりのないこと。 何をしてもチャランポランぢゃあ成功しのーよ
ちゃんちゃらおかしい 社会交通 (形) 嘲笑すべき。 そがーのーことー言っとーってチャンチャラオカシイわ
ちゅー 習俗信仰 (名) 夏至。  
ちゅーど 社会交通 (副) 早急に。 皆が待って居るでチュード来てくれで
ちょーきゅーだ 事物時所 (形動) 完全だ。 今年はチョーキューの柿が一つもならなんだ
ちょーされる 社会交通 (句) 嘲弄。あざけりからかわれる。 子供にチョーサレルだか(のか)
ちょーづばち 住居坐臥 (名) 洗面器。  
ちょーば 農山村 (名) 山仕事をする場所。  
ちょっくり 事物時所 (副) ちょっと。 チョックリてんだってくれで(手伝って下さい)
ちょぼり 事物時所 (副) 少し。 その薬りょー飲むだらチョボリでよいよ
ちょろい 肢体健康 (形) 弱々しい。 みてくりょーは(外見は)チョロイが体はつをい(強い)
ちんがまが 住居坐臥 (副) 眼先をちらつく状態。 曇ってーて部屋が暗いに、眼先に立ってチンガマガしとーぢや細かい仕事は出来ぬ
ちんぎり 生産消費 (名) 片脚飛び。  
ちんち 鳥獣虫魚 (名) 〔幼〕鳥。  
ぢんぢー 老幼男女 (名) 老人。爺。  
肢体健康 (名) つば。(唾液)  
事物時所 (名) 土地の便り。 ツが悪い
ついぢ 住居坐臥 (名) 石垣。  
ついやす 肢体健康 (動) 腫物の膿などをおし出す。 このできものはかなりうんだ(化膿)よーどーで(ようだから)ツイヤスがよい
づーたい 肢体健康 (名) 胴体。  
づーづーしい 行動性情 (形) 恥を知らない行動。 他人のまー(前)であがーのー(あの様な)ヅーヅーシイこたあするもんじやあないよ
つえる 行動性情 (動) くずれる。 そがーのーぬこい(小さい)箱を踏台にしたらツエルに決っている
つか 住居坐臥 (名) 支え木。  
つかーる 生産消費 (動) さわる。さしつかえる。 とまぐち(入口)が狭いで、いかい荷物を持ち込むにゃあツカールらよ
つき 服飾容姿 (名) 容姿。 顔ツキ/目ツキ
つぎ 服飾容姿 (名) 布きれ。  
つぎぼっこ 服飾容姿 (名) つぎだらけの着物。  
づくし 草木菌草 (名) 熟柿。  
つくじる 事物時所 (動) つつきまわす。 茶椀の飯をツクジルもんじゃあない
づくなし 生産消費 (名) なまけもの。(怠惰者)  
つくねる 事物時所 (動) 整理せずに積み重ねる。 着物を脱ぎっぱなしでツクネル
つくばる 住居坐臥 (動) 乗出して火にあたるさま。 このせばい(狭い)ひじろい(いろりに)てまい(あなた)きりでそがーに(そんなに)ツクバルもんじゃあない
づだい 事物時所 (副) まるで。全然。 賃金がヅダイ安いげな
つっからかす 事物時所 (動) おし倒す。  
つっくすがる 行動性情 (動) 前にのめる。(倒) 体の平衡を失いばツックスガル
つっくむ 行動性情 (動) 崩れる。  
つっけんぼー 住居坐臥 (名) 支え棒。  
つっこくる 事物時所 (動) 突く。 槍でツッコクル
つっころばす 事物時所 (動) おし倒す。 あの子がいかいくせにぬこい(小さい)子をツッコロバスに
つったけ 服飾容姿 (名) あげをしないで着物の丈がちょうどよい。  
つつっぽー 服飾容姿 (名) 筒袖。  
つっばいる 事物時所 (動) 入る。  
づない 事物時所 (形) 大きい。 あのおすもう(力士)はヅナイ
つのぐち 肢体健康 (名) 口をとがらせる。  
つのる 行動性情 (動) 増長する。 最近金があるともってツノルづら
つばくろ 鳥獣虫魚 (名) つばめ。  
つび 肢体健康 (名) 〔男〕女陰。  
づぶとい 行動性情 (形) 憎気に胆太い。 女のくせにヅブトイにゃああきれたもんだ
つぶら 農山村 (名) 焼畑の雑木を整理するために燃す大きな焚。  
つぶり 肢体健康 (名) 頭。  
つべたい 天地気候 (形) つめたい。(冷) この水はツベタイ
つぼ 飲食嗜好 (名) かめ。(甕)  
つぼむ 草木菌草 (動) しぼむ。(萎) 霜がかかったいば花がツボム
つまじくる 肢体健康 (動) つねる。(抓) このかー気に入らのーことがあればツマジクル癖がある
つまじりぐい 飲食嗜好 (名) つまみぐい。  
つまじる 肢体健康 (動) つまむ。(撮) 箸があるに手でツマジルもんじゃあないよ
つまる 肢体健康 (動) 肩のこること。 肩がツマルで叩いてくれで
つみいれ 飲食嗜好 (名) 汁の中に手でつまみ入れた団子の食物。  
つむ 肢体健康 (動) 前歯でかむ。 このきっかー(この木の皮は)にがいで、いんめー(少し)ツムでみで
つめっくそ 事物時所 (名) 僅か。 薬にしるどーでツメックソでよいわ
つもる 草木菌草 (動) 枝を切る。枝打ちする。 はーし(林)をツモル
つやす 事物時所 (動) 潰す。 できもの(腫物)をツヤス
つら 肢体健康 (名) 顔。  
つらっぱじない 社会交通 (形) 厚かましい。 あがーに恥をかいていなぎら(いながら)人前にひん出るなんちゅうはツラッパジナイもんだ
つりづか 住居坐臥 (名) 梁の下の横木を梁につる短い柱。  
つるしんぼー 飲食嗜好 (名) 干柿。  
つるね 老幼男女 (名) 血統。  
つるむ 鳥獣虫魚 (動) 動物の交尾すること。  
つれ 事物時所 (名) 同種類のもの。 これとこれがツレだ
つをい 肢体健康 (形) 健康である。 金はなくてもツヲイこたー何よりもしやーせだ(幸福だ)
つんがけ 行動性情 (副) だしぬけ。 四辻まで行ったいばツンガケに自動車がきた
つんだす 事物時所 (動) 突き出す。 布団が狭くて足がツンダス
つんつるてん 服飾容姿 (名) 衣服の短かいさま。  
づんどーぎり 生産消費 (名) 木や竹などの細長いものを筒のように切ること。  
であい 事物時所 (名) 谷や川の合流点。  
てあかぬけ 生産消費 (名) 細工物などの良く出来ているさま。 名人のこしゃいとー(作った)だけあってテアカヌケしてーる
でー 住居坐臥 (名) 奥座敷。  
てーない 天地気候 (名) てっぺん。頂上。  
ておい 服飾容姿 (名) 手甲。  
でかす 生産消費 (動) とり出す。仕遂げる。作る。 あの曲芸師だいば帽子の中から卵や時計をデカス
できる 事物時所 (動) 出る。 水がデキル
でく 生産消費 (名) 人形。  
てこずる 行動性情 (動) もてあます。 あのいたづら子僧にゃあテコズル
でしゃばる 社会交通 (動) さし出口する。 新加入で内容もわからのーくせにデシャバルもんじゃーない
でっかーせる 事物時所 (動) 出合う。 町の友達にデッカーセル
てっちり 事物時所 (副) 丁度。 思ってーとーことがテッチリ当った
でっちる 飲食嗜好 (動) 麵類を作る時粉をねる。 おいしゃー(あなたは)そば粉をデッチルかよ
でっづこー 肢体健康 (名) げんこつ。(拳骨)  
てっづし 生産消費 (名) 無器用。 あのひたーテッヅシどーで何を作っても下手だ
てづま 生産消費 (名) てじな。(手品)  
でに 事物時所 (名) [幼]銭。  
てにおえのー 行動性情 (句) 始末がつかない。手に負えない。 あの子にゃあ先生でもテニオエノー
てのごい 服飾容姿 (名) 手拭。  
てひき 社会交通 (名) 指導標。道しるべ。  
てぶし 肢体健康 (名) 手。  
てぶら 肢体健康 (名) 何も持たない空手。  
でほー 事物時所 (名) でたらめ。 そがーのーデホーを言うもんじゃあない
てぼたん 生産消費 (名) 線香花火。  
てま 農山村 (名) 働き人。仕事。  
てまい 人代名詞 (代) 自分。  
てまい 人代名詞 (代) きさま。(貴様)  
てまとり 農山村 (名) 日雇。  
てよー 肢体健康 (名) 手当。  
でる 生産消費 (動) 出来る。 水がデキル(出る)で洗濯がデル
てをかける 生産消費 (句) 指導する。 あのかー(子は)すじょー(素質)がよいで、いんめー(少し)テヲカケルもんだいば(ものなら)まっと伸びる
てんがり 天地気候 (名) 頂上。山の頂。  
てんきでよいに 応対詞 (挨拶) 天気の日の挨拶。  
てんじく 天地気候 (名) 空。  
てんてこまい 生産消費 (各) 忙しいこと。  
でんでんむし 鳥獣虫魚 (名) かたつむり。  
てんどー 生産消費 (動) 手伝う。 学校が休みどーで仕事いテンドー
てんぼー 肢体健康 (名) 手。  
てんぽーら 草木菌草 (名) 大木の梢。  
とーがい 習俗信仰 (名) 燈明の油皿。  
とーかんや 農山村 (名) 旧暦十月十日の夜。この日畑の神様は天に上り、翌年正月十一日に降りるという祭。  
どーご 住居坐臥 (名) 道具。  
どーしん 習俗信仰 (名) 僧呂を詈っていう。  
とーすみ 習俗信仰 (名) 燈芯。  
とーせんばり 生産消費 (名) 通行を妨げる子供の遊び。  
どーづく 社会交通 (動) せっかん。(折艦) あんひたー継子をドーヅクどーが
とーって 行動性情 (句) と言ったって。 そがーのーことを言っトーッテ無理だ
どーど 鳥獣虫魚 (名) 〔幼〕馬。  
どーな 行動性情 (副) どーして。 ドーナそがーのー悪いことおせに(どうしてそんな悪いことをしましょう)
どーぱら 肢体健康 (名) 腹。  
どーぼね 肢体健康 (名) 背骨。  
どーまんなか 事物時所 (名) 真中。  
どーらん 飲食嗜好 (名) 木製の煙草入れ。  
とーり 老幼男女 (名) 連れ。同年輩。  
とーり 老幼男女 (名) 二人で肩を組むこと。  
とーろくじょーに 事物時所 (副) 長くまたは高く。 あそこの杉はトーロクジョーになった
どーんづき 住居坐臥 (名) 地固め。  
とがにん 社会交通 (名) 咎人。罪人。  
ときがり 生産消費 (名) 臨時の借金。一時借。  
ときのま 事物時所 (副) 暫時。  
どきょーっぼね 行動性情 (名) 胆力のあること。 物に動じのードキョーッポネだ
どける 行動性情 (動) 退く。 大名が通るをりゃあ百姓は道をドケル
とこば 服飾容姿 (名) 床屋。  
とじくる 生産消費 (動) かがる。 着物がほころびとーでトジクル
としづよ 老幼男女 (名) 早生れ。  
どしどし 事物時所 (副) 盛んに。 同窓会はドシドシやらざー
としとり 習俗信仰 (名) 節分。  
どしょーなし 行動性情 (名) 忘れっぽい人。 あのかードショーナシどーで、今日学校で覚いとーことーぢきうちゃあすれる(忘れる)
どしょーぼね 行動性情 (名) 心。根性。  
どじる 老幼男女 (動) すねる。 この子は風邪でんま(でも)ひーとーどーか(引いたのか)腹がへっとーどーかドジルよ
とちぐるう 老幼男女 (動) ふざける。(戯)  
とつがもない 行動性情 (形) とんでもない。 トツガモナイことーえーば(言えば)笑われる
とっちめる 行動性情 (動) ひどい目にあわせる。 次にまたこがーのー(このような)いたずらーすればトッチメルよ
どっちり 事物時所 (名) 最后。  
とっつき 事物時所 (名) とりつき場所。  
とっつく 生産消費 (動) 仕事をはじめる。 皆よりゃあ遅れとーが、今日からたうえー(田植に)トッツク
とっぱぐる 行動性情 (動) とりはぐれる。とり落す。 皿をトッパグル
とっぱな 事物時所 (名) 先端。  
とっぴょーし 行動性情 (名) 方外。並はずれ。 真剣な話しょーしている折トッピョーシもないことー言うもんぢゃあないよ
とっぴょーしもない 事物時所 (句) 途方もない。 突然トッピョーシモナイことお言い出いた
とっぼー 住居坐臥 (名) 家の入口。  
となか 事物時所 (名) 真中。  
とばっちり 住居坐臥 (名) 飛火。  
どびく 事物時所 (動) 引きずる。 丸太を山からドビク
とびっこ 社会交通 (名) 競走。走りっこ。  
とびっちょーに 事物時所 (副) 一つ二つへだてて。 一から十までをトビッチョーにとん出せば二・四・六・八になる
とぶ 行動性情 (動) 走る。 早くトべ
どぶ 住居坐臥 (名) 汚水。  
とぼける 肢体健康 (動) もうろくする。 あんしゅのえーしゅ(あの家の人たち)は昔からトボケルつるね(血統)だ
とまぐち 住居坐臥 (名) 玄関。入口。  
とろい 行動性情 (形) にぶい。(鈍) 仕事の手がトロイどーで能率は上らない
とろいも 草木菌草 (名) 山の芋。  
どろぐつま 服飾容姿 (名) 泥まみれ。  
とんがらかす 生産消費 (動) 尖らせる。 杭を打込むにゃあさきょー(尖端を)トンガラカスがよい
どんじり 事物時所 (名) 一番の後、最後。  
とんだす 行動性情 (動) 取り出す。 たんぼ(たもと)から煙草をトンダス
とんちんかん 行動性情 (副) 調子のあわないこと。 話しがトンチンカンでまるめるに(まとめるに)苦労した
どんどん 事物時所 (副) 盛んに。 酒はドンドン飲むがよい
とんびゃーがる 行動性情 (句) 飛び上る。  
とんぴょくりん 行動性情 (名) 滑稽をおびたこと。 トンピョクリンの講談で面白かった
なおる 住居坐臥 (動) 〔老〕転居する。坐る。 あのおしょーにん(坊さん)は隣り村の無住寺いナオルだげな
なかいれ 飲食嗜好 (名) 朝食と昼食の間の間食。  
なかじきり 住居坐臥 (名) 台所と客間の障子。  
なかぜ 天地気候 (名) 川の中にある洲。  
なかっさい 老幼男女 (名) 次男。次女。  
ながっちり 社会交通 (名) 長居する人。 あんひたーナガッチリどーで話し出いたら半日座ってひんよりーる(居る)
なから 農山村 (名) 三升の八分の一。甲州株一升(普通桝の三升分)の八分の一。  
なぎ 天地気候 (名) 山の崩れて滑かになった処。  
なご 天地気候 (名) 霧。  
なす 社会交通 (動) 弁償する。返済する。 クラブの会費をいらって使っとーどーで(借りて使ったから)ー日も早くナスがよい
なぞえる 事物時所 (動) 物を斜めにきる。 竹を切るにゃあナゾエルがよいよ
なだ 肢体健康 (名) 涙。  
なっちよ 行動性情 (句) なる勿れ。 悪い人にナッチョ
なっぱ 草木菌草 (名) 菜。  
なにょー 事物時所 (句) 何を。 ナニョーそがーのーことー言うか
なにょーこく 事物時所 (句) 何を言うか。 馬鹿げとーことーナニョーコク
なのし 農山村 (名) [老]名主。  
なまける 肢体健康 (動) だるくなる。 風邪でもひくしあんどーか(つもりなのか)体全体がナマケル
なましい 事物時所 (形) なまである。(生) この焼魚はまだナマシィ
なます 飲食嗜好 (名) 刺身。  
なまなか 事物時所 (副) 少しばかり。 ナマナカ知らのーほーがましだ
なめくじら 鳥獣虫魚 (名) なめくじ。  
なめら 鳥獣虫魚 (名) しま蛇。  
なりっぼー 肢体健康 (名) 癩病患者。  
なるい 事物時所 (形) はげしくない。(烈) 何時になく演説の内容がナルイもんだった
なんしに 行動性情 (副) どうして。 おれがナンシニそがーのー事をするだ
なんちょーにも 行動性情 (副) 何卒。どうぞ。 ナンチョーニモおいし(あなた)の思うようにせでよ
なんぼー 事物時所 (副) 何程。 ナンボー悲しんどーうてしょーうがない
にーえー 住居坐臥 (名) 新しい家。  
にーしい 事物時所 (形) 新しい。 ニーシイ服う着てーる
にうまし 飲食嗜好 (名) 小豆だけを煮て主食としたもの。  
にかー 生産消費 (名) 荷物。  
にく 鳥獣虫魚 (名) かもしか(羚羊)〔アヲシカより古く、一般に多く使われる〕  
にざい 老幼男女 (名) 後妻。  
にじくる 生産消費 (動) 荷物を背負子にしばりつける。 この荷物は重くててー(手に)さげて行くぢゃあえらいで(苦労だから)ニジクルがよい
にしゃーどっち 鳥獣虫魚 (名) さなぎ。(蛹)  
にぢくる 行動性情 (動) なすりつける。 てまい(自分)の悪いことー人にニヂクルちゅうこたー悪いことだよ
にちゅー 生産消費 (名) 素人。未熟者。  
にっちもさっちも 行動性情 (副) どうにもこうにも。 知らのー土地でひっちのやえん(真暗闇)ぢゃあニッチモサッチも動けのー
にゃんこ 鳥獣虫魚 (名) 〔幼〕猫。  
によー 農山村 (名) 稲村。  
にわうめ 草木菌草 (名) 小梅。  
にわっとり 鳥獣虫魚 (名) 鶏。  
ぬいやーげ 服飾容姿 (名) 着物のあげ。肩あげ等。  
ぬかす 社会交通 (動) 言う。 何をヌカスだ
ぬかる 社会交通 (動) ぬかるみ。(泥濘)  
ぬくまる 天地気候 (動) 温まる。 今日は寒いでこたつでヌクマル
ぬくめる 天地気候 (動) 温める。 このかー(子は)寒そうどーで(寒そうだから)抱いてヌクメル
ぬけさく 行動性情 (名) 物忘れする人。健忘症。  
ぬこい 事物時所 (形) 小さい。 この饅頭はヌコイ
ぬっちゃくちゃ 肢体健康 (名) ただれ眼。  
ぬるで 草木菌草 (名) かつの木。  
ねうばり 老幼男女 (名) 寝小便。  
ねーつぶれる 事物時所 (句) 中止になる。 あの計画はネーツブレにうんなった
ねーる 肢体健康 (動) 眠る。 まだいとがある(暇がある)でいんめーネール
ねーる 飲食嗜好 (動) 煮える。 はい(もう)飯がネールらよ
ねがた 天地気候 (名) 山麓の地方。  
ねき 事物時所 (名) 山の手。  
ねこーし 肢体健康 (名) とこずれ。(蓐蒼)  
ねこそぎ 事物時所 (副) 全く。根本的に。 一つも残さでーてネコソギ持ってった
ねこだ 住居坐臥 (名) 寝ござ。  
ねしき 住居坐臥 (名) 敷布。  
ねじめ 社会交通 (名) かんじん。(肝心) この芝居はこれからがネジメのとこだ
ねしょ 老幼男女 (名) 女子の卑称。  
ねずみあし 草木菌草 (名) ねずみ茸。  
ねつい 生産消費 (形) 了寧だ。 あんひたーネツイで仕事にそつ(疎漏)がない
ねっこ 草木菌草 (名) 根。  
ねっこ 事物時所 (名) そば。(側)  
ねっこさーら 事物時所 (副) 全部。根こそぎ。 泥棒が家財をネッコサーラ持ってはしった
ねっそ 草木菌草 (名) 藤蔓の根。  
ねっちよー 行動性情 (形動) ねじけること。 よまーれとー(叱られた)のネッチョーづらに
ねねー 肢体健康 (名) 〔幼〕大便。  
ねぶつ 肢体健康 (名) 腫物。  
ねぶる 飲食嗜好 (動) なめる。 あめをネブル
ねぶる 住居坐臥 (動) 居眠りする。 お祖母さんは仕事をしなぎらネブル
ねまき 服飾容姿 (名) 丹前。どてら。  
ねまける 住居坐臥 (動) 寝相が悪くて筋肉や関節などが痛むこと。  
ねまる 行動性情 (動) 叱られた後で、慰留にも応ぜず無言の反抗を続けるさま。 いんめーよまーれればじきネマルどーで、なんちて(何と言って)だまいても(慰めても)言うこたーきかぬ
ねめる 肢体健康 (動) にらめる。(睨) そがーにネメルもんぢゃあない
ねりくり 飲食嗜好 (名) 甘薯・じゃがいも等を煮てそば粉を加えてねった食物。  
ねりくる。 生産消費 (動) 練る。 土壁にする土はよくネリクルがよい
ねんねこ 服飾容姿 (名) ねんねこばんてん。  
のーじ 生産消費 (名) 効能。 この薬はふるしい(古い)でノージがないらよ
のーずる 老幼男女 (動) せめる。 あの子が着物を買ってくれでちて(と言って)ノーズルだい
のーてん 肢体健康 (名) 頭。  
のーてんき 行動性情 (名) おろか者。(愚)  
のーのーさま 習俗信仰 (名) [幼]神仏の小児語。  
のきだれ 住居坐臥 (名) ひさし。  
のこ 住居坐臥 (名) 鋸。  
のごー 服飾容姿 (動) ふく。(拭) 顔をノゴー
のこぎりくそ 生産消費 (名) おがくず。  
のさばる 社会交通 (動) 増長する。 子供は可愛がり過ればノサバル
のじ 天地気候 (名) 虹。  
のしかかる 行動性情 (動) 寄りかかる。 なんぼー眠いとーて人いノシカカルもんぢゃあないよ
のしっぼー 飲食嗜好 (名) 麵類を作る時に伸す棒。  
のしゃーがる 行動性情 (動) のぼる。木に登る。 あんくらいの木に登るがおっかないだか、おれがノシャーガル
のぞきあめ 天地気候 (名) 降ったり止んだりの雨。  
のたくる 事物時所 (動) すべる。(滑り台をノタクル)  
のっきける 事物時所 (動) のせる。 ラジオをここいノッキケルよ
のっぴょーしもない 事物時所 (句) 極めて。 ノッピョーシモナイいかい(大きい)魚なー取った
のっぴろい 天地気候 (形) 広い。非常に広い。 満洲のノッピロイにゃあ驚いた
のっぺらぼー 事物時所 (名) すらりとして長い。  
のとろ 草木菌草 (名) じゃがいも。  
のぶとい 行動性情 (形) づうづうしい。 あがーにノブトイ子はよにゃあない
のま 天地気候 (名) 沼。  
のめす 社会交通 (動) なぐる。(叩) 悪いことーすればノメスよ
のめる 事物時所 (動) 倒れる。 氷にすべってノメル
のり 社会交通 (名) 共同。 この事業は三人でノリいそ(です)
のろま 行動性情 (名) 愚者。  
のんべー 老幼男女 (名) 酒をのみ過す人。  
のんべんぐらりん 生産消費 (名) 怠惰。  
はーき 住居坐臥 (名) ほーき。(箒)  
はーる 鳥獣虫魚 (動) 卵がかえる。  
はーる 老幼男女 (動) はう。(這う)  
はい 事物時所 (副) もう。はやの転。 ハイ来てか
はいく 事物時所 (形) 早く。 ハイク来てくれで
ばいた 住居坐臥 (名) 棒きれ。  
はいらんな 応対詞 (訪問) (目下に)お上りなさい。  
ばか 事物時所 (助) ばかり。 こいだけバカの仕事でくたびれとーか
ばかに 事物時所 (副) 大いに。真に。 この卵はバカニいかい
はがま 住居坐臥 (名) かま。(釜)  
ばく 飲食嗜好 (名) 煮た麦。  
ばくはんめし 飲食嗜好 (名) 麦と米とが半々の飯。  
ばくる 社会交通 (動) 交換する。 同じようのー品物どーでバクルことにせざー
はぐれる 社会交通 (動) 同行者と別れ別れになる。 馴れない町い行ったら仲間を注意していないばハグレルことがある
はげしい 行動性情 (形) すばしこい。 あいらだいば(彼等なら)ハゲシイで試合に勝つら
はご 習俗信仰 (名) 不幸。不慮の災害。  
はした 行動性情 (名) 馬鹿。  
はしっこい 行動性情 (形) 賢い。 あのかー(あの子は)ハシッコイ
はしのこ 住居坐臥 (名) 梯子。  
はしゃぐ 事物時所 (動) 乾く。 はい(もう)洗濯物がハシャグよ
はしやすめ 飲食嗜好 (名) 副食物。  
はしる 社会交通 (動) 行く。 うらー(私は)一人で山いハシル
はだかる 服飾容姿 (動) ひろくなる。 こがーの狭い座い、一人でハダカルどーでほかの人に迷惑だ
はだって 行動性情 (副) わざわざ。(態々) ひしゃしぶり(久方振)に友達が来とーどーでハダッテそばきりをこしやいた
ばち 鳥獣虫魚 (名) 蜂。  
ばっかり 事物時所 (助) ばかり。 あの歌バッカリ歌ってーる
はつく 事物時所 (動) 乾く。 ひでりでたんぼ(田)がハツク
ぱっくり 服飾容姿 (名) 女の児の履く下駄の一種。  
はづけ 飲食嗜好 (名) 菜葉の漬物。  
はっぞー 服飾容姿 (名) たらい。  
はっぞー 住居坐臥 (名) 衣類をかける横木。  
はっとーり 鳥獣虫魚 (名) ばった。  
はつり 農山村 (名) 斧。  
はつる 生産消費 (動) 丸太を削って角材にする。  
はとー 習俗信仰 (名) 初穂。(寺へ納める新穀)  
はな 事物時所 (名) はじめ。(始) 物事はハナが大事だ
はなーる 事物時所 (動) 始める。 今日から田植をハナール
はながら 草木菌草 (名) 露草。(つゆくさ科の一年草)  
はなむけ 習俗信仰 (名) 結婚する人へのお祝。  
はば 事物時所 (名) 傾斜地の端の方。  
ばば 服飾容姿 (名) 〔幼〕きたないもの。  
はばき 服飾容姿 (名) 脚絆。  
はばったい 肢体健康 (形) 腫物がはれ上ったような感じ。 体がむくんでハバったイ
はばむ 事物時所 (動) 充満する。 あんま(乳)がハバム
はぶち 事物時所 (名) ふち。(椽)  
はまる 事物時所 (動) 落ちこむ。入る。 あそこのどぶいハマル
はもろい 生産消費 (形) たやすい。(容易) この菓子はハモロイで歯のないおれでも食える
はやくに 事物時所 (副) 先に。 ありゃーハヤクニ来たっけお客さんづら
はらみっとー 老幼男女 (名) 姙婦。  
はるご 農山村 (名) 春蚕。  
はんぐつ 服飾容姿 (名) わらじの下に履く足袋。(かかとの無いもの)  
ばんじょー 生産消費 (名) 大工。  
はんで 生産消費 (副) はげみての略転。急いで。 汽車に乗る時間に間にあーのーで(あわないから)ハンデ行かず
ばんてん 事物時所 (副) かわりばんこ。 一本きりの筆どーでバンテンに書かで
ばんどり 鳥獣虫魚 (名) むささび。  
ひーなだち 服飾容姿 (名) 一つ身の着物。  
ひーる 鳥獣虫魚 (名) ひる。(蛭)  
ひがらいちにち 事物時所 (副) 終日。  
ひきい 事物時所 (形) 低い。  
ひきずり 行動性情 (形動) のろま。(鈍間) あんしゅのえーの(あの家の)嫁はいっそのヒキズリだ
ひきもの 飲食嗜好 (名) 引出物。  
びく 老幼男女 (名) 女子を詈っていうことば。  
びくっちよー 老幼男女 (名) 女子を詈っていうことば。  
びくどー 行動性情 (名・形動) 臆病。 あのかービクドーどーで一人で夜道あ出来ぬ
ひくめき 肢体健康 (名) 前頭の脈を打つところ。  
ひけこ 鳥獣虫魚 (名) 上簇直前の蚕。  
ひしぐ 肢体健康 (動) つまむ。つかまえる。 そがーにきつく(強く)ヒシグどーで鳥がうっちんだ(死んだ)
ひじやっこ 老幼男女 (名) 抱かれている小さな子供。  
ひじゃっこぞー 肢体健康 (名) 膝。  
びしょ 鳥獣虫魚 (名) まゆをつくる途中で蚕が死んだ不完全なまゆ。  
びしょま 社会交通 (名) 水たまり。泥濘。  
ひじろ 住居坐臥 (名) いろり。(炉)  
ひじんまい 老幼男女 (名) 子供の火遊び。  
ひた 肢体健康 (名) 舌。  
ひたじ 飲食嗜好 (名) 麵類の汁。  
ひだま 習俗信仰 (名) 人魂。  
ひぢきり 行動性情 (名) のろま。(ヒキズリに同じ)  
ひちや 生産消費 (名) 質屋。  
ひっかぎる 天地気候 (動) 月や太陽が没する。 おてんとーさま(太陽)のヒッ力ギル頃
ひっくりかいす 事物時所 (動) くつがえす。(覆) あいら(彼等)がしくんどー陰謀をヒックリカイス
ひっこすく 事物時所 (動) 抜く。 各組から一人づつヒッコスク
ひっさばく 事物時所 (動) さく。(裂) 本をヒッサバク
びっしら 事物時所 (副) いっぱい。 境内さビッシラ木を植えた
ひったぎる 事物時所 (動) ひききる。(切) 綱引で綱をヒッタギル
ひったくる 社会交通 (動) うばいとる。(奪)  
ひっちかくし 事物時所 (名) むやみに隠すこと。ひた隠し。 前科があるこたーヒッチカクシだ
ひっちのやえん 天地気候 (名) まっ暗闇。  
ひっちまーでよ 応対詞 (挨拶) 仕事を終りましょう。(夕方の挨拶)  
ひっちょー 生産消費 (動) 背負う。 こいだけの荷物じやあ手に下げるよりヒッチョーがよい
ひっぱたく 社会交通 (動) 打つ。叩く。  
ひっばれ 老幼男女 (名) 親類関係。  
ひづむ 住居坐臥 (動) ゆがむ。(歪)  
ひとくされ 服飾容姿 (名) ずぶぬれ。 雨具を持たでーて(持たないで)大雨の中を来たいばヒトクサレになった
ひとこ 服飾容姿 (名) ふところ。(懐)  
ひとっきり 事物時所 (名) 一時。  
ひとっとし 老幼男女 (名) 同年輩。  
ひなたむくり 生産消費 (名) 陽なたぼっこ。  
ひなる 肢体健康 (動) 叫ぶ。 耳いささる(耳をつんざく)ぐに(ように)ヒナル
ひねくれる 行動性情 (動) ねじける。 継親育ちのかー(子は)ヒネクレル
ひぼ 服飾容姿 (名) ひも。(紐)  
ひみず 天地気候 (名) 日蔭。  
ひゃーずい 服飾容姿 (形) 小さくて弱々しい。 日本人が外国人と並べばヒャーズイようだ
びょーとり 肢体健康 (名) 病気見舞。  
ひよーな 鳥獣虫魚 (名) ひな。(雛)  
ぴよんこ 鳥獣虫魚 (名) ひな。(雛)  
ひら 農山村 (名) 鳥獣を圧死させる装置。  
ひりー 飲食嗜好 (名) 昼食。  
びりー 肢体健康 (名) 胃や腸。  
ひりーくってから 事物時所 (句) 午后から。  
ひりーまー 事物時所 (名) 午前中。  
びんぎ 社会交通 (名) 便り。 橋がひん流されとーどーで川向うさビンギすることが出来のー
びんたく 肢体健康 (名) 火傷のあと。  
ひんよりーる 住居坐臥 (動) 居る。 うらー(俺は)えーさ(家え)かいらでーて此処にヒンヨリール
ふーきん 飲食嗜好 (名) 布巾。  
ふーれんちょー 生産消費 (名) ぶらんこ。  
ふえどー 鳥獣虫魚 (名) くまんばち。(熊蜂)  
ふかしめし 飲食嗜好 (名) 赤飯。  
ふきだけ 住居坐臥 (名) 火吹竹。  
ぶきっちょー 生産消費 (名) 無器用。  
ぶく 事物時所 (名) 無効。破談。 あの話しゃーブクにしてくれで
ふくで 飲食嗜好 (名) 鏡餅。  
ふくべ 草木菌草 (名) 瓢。  
ふくべ 行動性情 (名) 馬鹿。あほう。  
ふじくら 服飾容姿 (名) 麻裏草履。  
ぶしょー 服飾容姿 (名) 不潔。  
ぶすづら 服飾容姿 (名) 不満顔。  
ふせる 農山村 (動) 種を蒔く。苗木の仮植え。  
ふだやかだ 事物時所 (形動) 豊かだ。 暮しがフダヤカどー
ぶちょーちる 事物時所 (動) 落ちる。 高い木い登ればブチョーチルよ
ぶっかーる 事物時所 (動) 倒れる。 けつまづけばブッカールよ
ぶっかいす 事物時所 (動) くつがえす(覆) 決っとー話しょーブッカイス
ぶっきらぼー 社会交通 (名) 無愛想。無表情に。 あの人の演説はブッキラボーに人の悪口を言う
ぶっこぬく 事物時所 (動) ひき抜く。 長いごぼーをばよいっさ(ようやく)ブッコヌク
ぶっさろー 社会交通 (動) 打つ。叩く。  
ぶっせわる 住居坐臥 (動) あぐらをかく。 ちゃんとかしこまる(座る)なー長く続かのーでブッセワルだ
ふっだぎ 住居坐臥 (名) いろりの内の踏台。  
ぶっちょーづら 行動性情 (名) 不満顔。ふくれ顔。 小言を言ったいばブッチョーヅラあしてはしった(行った)
ぶっつける 社会交通 (動) 直接に言う。 この理屈をブッツケてみず(みよう)
ふってこまりどー 応対詞 (挨拶) 雨が降って困りますね。(雨の日の挨拶)  
ぶつなる 老幼男女 (動) 口小言をいう。  
ふぬけ 行動性情 (名) 馬鹿もの。  
ふみじんだく 事物時所 (名) 踏みつけること。 子供が花畑の中をフミジンダクしてひっちまった
ふるしい 事物時所 (形) 古い。  
ふるしき 服飾容姿 (名) 風呂敷。  
ふれ 農山村 (名) 伝達。  
ふれーる 肢体健康 (動) ふるえる。 寒くてフレール
ふんがいす 肢体健康 (動) 捻座する。 そんな高下駄を履いて飛べば(走れば)フンガイス
ふんがらかす 肢体健康 (動) 蹴り倒す。 プロレスリングぢゃあだたら(やたら)フンガラカス
ぶんごばこ 生産消費 (名) 筆入れ。  
ふんごみ 服飾容姿 (名) 股引。  
ふんじゃー 行動性情 (接) それでは。 はい(もう)時間だ。フンジャー行ってくらー
ふんぞりかーる 行動性情 (動) 反り返る。仰向く。 背が痛いちーながら寝るおりゃーフンゾリカール
ふんだくる 事物時所 (動) 取る。 相手の武器をフンダクル
ぶんだす 社会交通 (動) 出発する。  
ふんだに 事物時所 (副) 沢山。 あのしゅがにゃー(あの人には)金がフンダにある
ふんづかまいる 行動性情 (動) 捕える。 泥棒を女衆だけでフンヅカマイル
ふんづぶす 事物時所 (動) ふみつぶす。 道に居たかーるう(蛙を)馬がフンヅブス
ふんどーし 服飾容姿 (名) 褌。女子の腰巻。  
ぶんのめす 社会交通 (動) 打つ。なぐる。  
べー 服飾容姿 (名) 衣服の小児語。  
ベーろん 社会交通 (名) 拒絶。舌を出して拒絶の意を表わすこと。  
へきり 住居坐臥 (名) 区画をつけること。  
へぐ 事物時所 (動) はぐ。(剥) 木の表皮をヘグ
へげる 事物時所 (動) はがれる。 竹の子の皮がへゲル
へこむ 事物時所 (動) くぼむ。 ぶっかーってぶっつけたいば(倒れて打つけたら)頭がへコム
へさーる 社会交通 (動) おさえる。(圧迫する)  
へしっつける 社会交通 (句) 押しつける。  
へしまげる 生産消費 (句) 折り曲げる。 鉄骨をヘシマゲル
へす 事物時所 (動) おす。(押) その戸を開けるにゃーへスだいそ
べた 天地気候 (名) 泥。  
へたくらしい 生産消費 (形) 下手な。拙い。 へタクラシイ字どーで手紙もやれのー
へたっくそ 生産消費 (名) 下手。(拙劣)  
べちに 事物時所 (副) 別に。 ベチニ変っとーこともない
へちょむくれ 社会交通 (名) 人を軽蔑していう。なんにもならないこと。 そんなこたーへチョムクレだ
べったり 事物時所 (副) たくさん。(沢山) 栗がベッタリ落てーる
へづる 事物時所 (動) けずる。(削) 高い方をいんめー(少し)へヅル
へぼ 鳥獣虫魚 (名) じすがり蜂。  
へま 社会交通 (名) 拙いこと。失敗。 こがーのーへマな仕事をするどーで事故が起るだいそ
へんげる 事物時所 (動) 変る。 花を他花受粉すればへンゲルらしい
べんこー 社会交通 (名) 口のうまい人。雄弁だ。 候補者よりも応援者の方がべンコーだ
ほい 草木菌草 (名) 若いくき(芽)  
ほい 応対詞 (呼び掛け) 人を呼ぶ詞。  
ぼいる 老幼男女 (動) なく。(泣)  
ぼうじょ 老幼男女 (名) 丁稚奉公。  
ほーき 草木菌草 (名) ふき(蕗)  
ぼーじれる 肢体健康 (動) 外傷が悪化する。 傷がボージレルで注射をせで
ほーず 事物時所 (副) やたらに。 ホーズに飯を食いば腹をおやす(こわす)
ほーずっかー 鳥獣虫魚 (名) 〔老〕仏法僧。  
ほーたら 事物時所 (副) 沢山。存分。 酒をホータラ飲んだ
ほーっかぶり 服飾容姿 (名) 頬冠り。  
ほーっぺら 肢体健康 (名) ほほ。(頬)  
ほーっぽー 飲食嗜好 (副) 口の中一杯に食うさま。 めしょー(飯を)そがーにホーッポーに食うもんじやあないよ
ほーづもない 行動性情 (形) とほうもない。 あの力士はホーヅモナイ大男だ
ほーつれる 生産消費 (動) 遊びあるく。 あんひたー出稼に来てーてホーツレルどーで、金は残らんだい
ぼーど 事物時所 (副) まるで。 あーちゃー(あれでは)ボード他人行儀だ
ほーとー 飲食嗜好 (名) 煮込みうどん。  
ほかす 事物時所 (動) 投げる。 このかー(この子は)手あたり次第にホカス癖がある
ほきだす 肢体健康 (動) 吐き出す。 このかー(子は)薬を飲ませてもホキダス
ぼける 肢体健康 (動) 病気のために馬鹿になる。 あんまりの熱でボケルらよ
ぼさ 農山村 (名) そだ。(粗朶)  
ほじくる 事物時所 (動) ほじる。(穿) 岩い穴をホジクル
ほた 住居坐臥 (名) 丸太。  
ほだく 行動性情 (動) さわぐ。(騒) 皆が眠っているどーでホダクぢゃないよ
ぼっこー 服飾容姿 (名) ぼろの着物。  
ほづす 服飾容姿 (動) ほぐす。(解く) 小包をホヅス
ほった 草木菌草 (名) へた。 柿のホッタ
ぼっち 飲食嗜好 (名) せん。(栓)  
ぽっぽ 肢体健康 (名) 〔幼〕腹。  
ほて 事物時所 (接) そうして。 ホテどーなったよ(どうなりました)
ほてっぱら 飲食嗜好 (名) 満腹。 たった今よーめしょーくっとーきりでホテッパラどーで何もくいたかーない
ほてる 肢体健康 (動) 熱がある。 かなりホテルようどーで冷してやらで
ぼなく 老幼男女 (動) 泣く。  
ほなる 住居坐臥 (動) 火がおこる。 炭火がホナル
ほのぼのあけ 天地気候 (名) 暁。  
ぼぼ 肢体健康 (名) 〔男〕女陰。  
ぼやく 老幼男女 (動) 小言をいう。不平をいう。  
ほら 天地気候 (名) 谷間。洞。  
ほんにはい 応対詞 (謝辞) どう致しまして。  
ぼんばな 草木菌草 (名) おみなえし。(女郎花)  
ほんまに 事物時所 (副) ほんとに。 ホンマニ苦しかっとーわ
まー 事物時所 (名) 前。  
まいだれ 服飾容姿 (名) まいかけ。(前掛)  
まきざっぽー 農山村 (名) 薪の太いもの。  
まぐなる 服飾容姿 (動) まるまる。  
まくらいどーな 生産消費 (名) 穀つぶし。 働かでーて食って飲んでーるもなーマクライドーナだ
まくりょーちる 事物時所 (動) 落る。 山登りで足を踏み外せばマクリョーチルよ
まくる 事物時所 (動) まとめて落す。 山の材木を川いマクル
まくれる 住居坐臥 (句) 刃物が切れなくなる。 なたで石を切ったいば(なら)刃がマクレル
まくろー 飲食嗜好 (動) 食う。 あんまりマクローで腹をおやいただい(こわしたのだ)
まける 生産消費 (動) 値引する。 初売出しどーで二割マケルよ
ましょーに 事物時所 (副) 的確に。 矢がマショーに当った
ましょくにあーぬ 事物時所 (句) 間に合わぬ。 そがーのーのろいことーしてとーじゃあマショクニアーヌ
まぜっかーす 社会交通 (句) 混乱させる。 少数の野党が団結して会議をマゼッカース
ませっぼー 農山村 (名) 馬小屋の入口の横木。  
まづき 農山村 (名) 麦。  
まっくらさんぼー 社会交通 (副) 後をも見ずに。 泥棒を追いかけたいばマックラサンボーひん逃げた
まっと 事物時所 (副) もっと。 飯をマットくれで
まっとー 行動性情 (名) 正しい道。 あの子が言うことがマットーだよ
まっぽし 社会交通 (名) ずぼし。(図星) 試験に山をかけたいばマッポシだった
まっぽし 行動性情 (名) 金的。 あのひたー(あの人は)弓がじょうぞで何時でもマッポシいあてる
まとも 行動性情 (名) 誠実。 この頃あマトモに働いているげな
まま 天地気候 (名) 段々になった傾斜地。  
ままい 行動性情 (句) ままよ。 そんくらいの悪戯あうっちても(しても)ママイ
まみ 鳥獣虫魚 (名) 穴熊の一種。  
まみやい 肢体健康 (名) まゆ。(眉)  
まめ 肢体健康 (名) 腎臓。  
まめったい 生産消費 (形) よく働くさま。 あんひたーマメッタイどーで、あすびび(休日)のあさげ(朝)も一時間位いは働くらよ
まよう 社会交通 (動) つぐなう。(償) いらった(借りた)本をなくうっちとーどーで(紛失したから)マヨウよ
まるける 事物時所 (動) 束ねる。 粟をマルケル
まるっこい 事物時所 (形) まるい。 あのかーマルッコイ顔おしてーる
まるっちい 事物時所 (形) まる形の。 四角よりかマルッチイやつがよい
まるてんぼー 事物時所 (名) まるた。丸木。  
まると 肢体健康 (名) 心臓。  
まんごー 事物時所 (副) いつまでたつても。将来。 先生の御恩はマンゴー忘れぬよ
まんず 事物時所 (副) じっと。 マンズと見てーた
まんのーか 農山村 (名) 万能鍬。  
まんばち 社会交通 (名) いつわり。(偽) 働いた以上にマンバチで賃金を取るこたー罪になる
まんぱち 行動性情 (名) 嘘つき。 あれがよーのー(彼のような)マンパチゃあ他の者にゃあ出来ぬ
まんまと 行動性情 (副) 態々。 あれが言うこといマンマトひっかかっとーに
みがいる 草木菌草 (句) 実る。 今年はよくミガイル
みがましい 生産消費 (形) よく働くさま。 あの嫁はミガマシイ
みがんまい 住居坐臥 (名) 自活すること。  
みぐさい 服飾容姿 (形) みにくい。(醜) お祭りどーちゅうに、そがーの(そんな)きたない着物を着ていちゃーミグサイよ
みご 草木菌草 (名) 稲穂などの芯。  
みざー 肢体健康 (句) 見よう。 あの花あミザー
みしん 生産消費 (名) 出勤する義務あるものが出勤しないこと。 今日の村中普請(総出の仕事)に、うらがえー(家)ぢゃあ都合が悪くてミシンになった
みず 肢体健康 (句) 見よう。 この花あミズ
みそだま 飲食嗜好 (名) 味噌を作るため大豆を煮つぶして丸く固めたもの。  
みそっちゅー 鳥獣虫魚 (名) みそさざい。  
みたくなし 服飾容姿 (名) 醜い顔の人。  
みづご 老幼男女 (名) 嬰児。  
みづはじき 生産消費 (名) 水鉄砲。  
みつもじ 社会交通 (名) 三つ辻。(角)  
みで 肢体健康 (句) 見よ。 この花あミデ
みてくりょー 事物時所 (名) 見たところ。外見。  
みと 天地気候 (名) 河流の中央部。  
みとーもない 行動性情 (形) 外聞が悪い。みっともない。 ミトーモナイこたーせでもよい(するな)
みば 事物時所 (名) 外見。  
みほね 肢体健康 (名) 身体。  
みみくそ 肢体健康 (名) 耳垢。  
みみっとー 肢体健康 (名) 耳の遠い人。(難聴)  
みやすい 肢体健康 (形) 病気の苦しみが楽になる。 腹の痛みやあどがーだよ(どんなですか)ちったー(少しは)ミヤスイかよ(楽ですか)
みょーぎー 鳥獣虫魚 (名) 蝉の一種。  
みょーどん 天地気候 (名) 〔老〕明星。  
むかーさる 習俗信仰 (動) 嫁に行く。 あの娘は隣り村の財産家いムカーサルげのー(そうな)
むかしゅうど 老幼男女 (名) 古人。  
むかぢ 鳥獣虫魚 (名) むかで。  
むきばら 行動性情 (名) 短気。 くちいしゃかい(口論)すればムキバラになる
むく 草木菌草 (名) 藻。  
むくじる 事物時所 (動) 剥ぐ。 着物をムクジルように脱くもんじゃあない
むくる 服飾容姿 (動) 裏返す。 着物をムクル
むける 鳥獣虫魚 (動) 卵が孵化すること。  
むけん 事物時所 (名) 向い。  
むごい 行動性情 (形) 惨酷だ。 なんぼー継子でもあがーぢゃー(あれ程では)ムゴイ
むこーづら 肢体健康 (名) 顔。  
むごたらしい 行動性情 (形) 惨酷だ。 あがーのームゴタラシイこたー見ちゃあいられぬ
むさい 服飾容姿 (形) きたない。(汚) その水はムサイよ
むしょーに 行動性情 (副) やたらに。急に。 腹がムショーニ痛くなった
むせる 肢体健康 (動) 咳こむ。 あがーに(あんなに)ムセルぢゃあ医者にみせるがよいよ
むっく 事物時所 (副) 全く。 ムックわからの一人だ
むないた 肢体健康 (名) 胸。  
むむら 鳥獣虫魚 (名) もぐらもち。  
むるい 事物時所 (形) 弱い。脆い。 足がムルイで遠道は出来のーに
めーらど 住居坐臥 (名) 格子戸。  
めーる 肢体健康 (動) 見える。 海がメール
めくそ 肢体健康 (名) 目やに。  
めぐり 肢体健康 (名) 月経。  
めた 行動性情 (副) 妄りに。やたらに。 はい(もう)わかっているに同じことーメタ言うどーが
めっかち 肢体健康 (名) 片眼。  
めっきー 肢体健康 (名) 片眼。  
めっける 事物時所 (動) さがす(探) 子供が家出をしとーでメッケル
めっそう 事物時所 (副) [老]大層。 メッソーきれーの子だ
めったー 事物時所 (副) 多くは。 そがーのーこたーメッターないよ
めったくさ 行動性情 (副) むやみに。 何でもかでも手当り次等メッタクサあつべた(集めた)
めど 行動性情 (名) めあて。(目当) 犯人のメドがついたげな
めのこかんじょー 生産消費 (名) 暗算。目算。  
めぼとけ 肢体健康 (名) 瞳。  
めめず 鳥獣虫魚 (名) みみず。  
めんぱ 飲食嗜好 (名) 木製の弁当箱。  
めんめー 事物時所 (名) [幼]赤い。  
もーさし 農山村 (名) 燃えさし。燃えつつある薪。  
もーん 習俗信仰 (名) [幼]ばけもの(化物)を表現する小児語。  
もしき 農山村 (名) 薪。もや(名)しば。枯枝。  
もぢくる 服飾容姿 (動) しわくちゃにする。 着物をモヂクルもんじゃあない
もぢくれる 服飾容姿 (句) もつれる。(縫) 糸がモヂクレル
もっかー 肢体健康 (名) あばたの顔。・  
もっきょーする 行動性情 (動) あわてる。(慌) 今日はお客が多勢でひりー(昼食)をこしゃいるにモッキョーしたいそ
もみそ 草木菌草 (名) もみ。(樅)  
ももざね 草木菌草 (名) 桃の種。  
ももす 肢体健康 (動) くすぐる。 あんまりモモスもんぢゃあない
ももったい 肢体健康 (形) くすぐったい。 脇の下い手を入れればモモッタイ
ももんじー 習俗信仰 (名) [幼]ばけもの(化物)の小児語。  
もろこし 草木菌草 (名) 玉蜀黍。  
もん 老幼男女 (名) 者。人。  
農山村 (名) 伐採する時のくさび。  
やいほい 応対詞 (呼び掛け) 注意を促す詞。  
やうつり 住居坐臥 (名) 転居すること。  
やえんぼー 鳥獣虫魚 (名) 猿。  
やおち 肢体健康 (名) 甚だしい疲労。  
やかー 服飾容姿 (名) あばたの顔。  
やきめし 飲食嗜好 (名) 握り飯。  
やきもきする 社会交通 (動) 焦だつ。 試験が明日になってからヤキモキしとーって手遅れだ
やくやく 行動性情 (副) わざわざ。(態々) ヤクヤクすけっと(手伝)に来てくれとーか
やけっつり 肢体健康 (名) 火傷。  
やせったい 行動性情 (形) うるさい。 三人の孫お子守るこたーヤセッタイ
やたかーしい 行動性情 (形) そうぞうしい。 女しゅのよりやい(会合)はヤタカーシイ
やたらくたら 行動性情 (副) むやみに。(無闇) 隣り村のお祭りーいったいば喧嘩があってヤタラクタラひっ叩かれて馬鹿あみた
やっかち 天地気候 (名) 急傾斜している岩壁。  
やっくと 行動性情 (副) わざわざ。(ヤクヤクと同意)  
やっこい 事物時所 (形) やわらかい。 豆腐だいばヤッコイでおれにも食える
やっさら 生産消費 (副) ようやく。(漸) 今日の田植は一反どこか五畝ヤッサラだ
やっちがい 事物時所 (副) 互い違い。 木の葉はヤッチガイについてーるが多い
やっづけ 事物時所 (副) 続けざま。 ヤッヅケお客が来た
やっとこしょー 生産消費 (副) 辛うじて。 荷物が重かっとーで、暗くなるまでにヤットコショーたどり着いた
やっぱし 行動性情 (副) やはり。 ありょー書いとーはヤッパシおいしだっとーか
やっぴし 事物時所 (副) 度々。 今年はヤッピシ雨が降る
やといっと 老幼男女 (名) 雇い人。  
やな 飲食嗜好 (名) たる。(樽)  
やにやーさって 事物時所 (名) 明後日。  
やぶせったい 行動性情 (形) うるさい。 めまぶり(ぶよ)がたかってヤブセッタイ
やぶやき 農山村 (名) 焼畑の火入。  
やまが 農山村 (名) 山村。  
やまのあにー 鳥獣虫魚 (名) 猿。  
やみくも 行動性情 (副) やたらに。むやみに。 おいしゃあ(あなたは)よりやい(寄合い)に行ってもヤミクモさわいじょでよ
やもーど 農山村 (名) 山で働く人。(山人)  
やもめ 老幼男女 (名) 妻を失った人。  
ややっこしい 事物時所 (形) 複雑な。 この機械はヤヤッコシイもんだ
やらー 社会交通 (動) やる。(遣)  
やんがんに 老幼男女 (副) 駄々をこねて。わからないことをいって。 金も無いどーにヤンガンに着物を買いたがる
やんば 事物時所 (副) 差しあたり。 人手が足りのーどーで鶏を飼うにヤンバ困る
やんめ 肢体健康 (名) 急性結膜炎。  
ゆい 農山村 (名) 労働交換。  
ゆいがーし 農山村 (名) 労働交換。 昨日ユイに来てうけとーどーで(もらったのだから)今日は、ユイガーシに行かないばならのーよ
ゆきしろ 天地気候 (名) 雪どけ水。  
ゆきわりまめ 草木菌草 (名) そら豆。  
ゆこが 住居坐臥 (名) 風呂桶。  
ゆすぎょおづ 飲食嗜好 (名) 食後の湯茶。  
ゆたん 服飾容姿 (名) 大きな袋。  
ゆづけ 飲食嗜好 (名) かゆ。  
ゆづり 習俗信仰 (名) 遺品。  
ゆで 服飾容姿 (名) 入浴専用の手拭。  
ゆびかけ 生産消費 (名) 指きり。  
ゆびきり 社会交通 (名) 約束。指をかけて誓う。  
ゆびすすき 肢体健康 (名) ひょうそ。(瘭疽)  
ゆめすけ 行動性情 (副) 少しも。 おいしの来とーをばユメスケ知らなっどーに
ゆわい 肢体健康 (形) 弱い。 あの子は体がユワイ
ゆわく 事物時所 (名) 仔細。 あの事件にゃあ何かユワクがありげだ
ゆんべ 事物時所 (名) 昨夜。  
よいっぱり 行動性情 (名) 夜ふかしすること。 ヨイッパリの朝寝坊
よいまつり 習俗信仰 (名) 祭りの前日。  
よーざけ 飲食嗜好 (名) 昼食とタ食との間の間食。  
よーだち 天地気候 (名) タ立。  
よーなご 飲食嗜好 (名) タ食后の間食。  
よーに 農山村 (名) タ荷。タ方山仕事からの帰りに持ち運ぶ薪。  
よーめし 飲食嗜好 (名) タ食。  
よーやけ 天地気候 (名) タ焼。  
よき 農山村 (名) 斧。  
よくおいでやした 応対詞 (訪問) ようこそいらっしゃいました。((目上に)訪問を受けた時の挨拶)  
よくきてに 応対詞 (訪問) 訪問を受けた時の挨拶。  
よくどーしい 生産消費 (形) 強慾な。 三つしかないものー一人で二つもとるなんちゅうはヨクドーシイ
よけー 事物時所 (副) より多く。 人よりヨケーかでもよい(食わなくもよい)
よこづち 事物時所 (名) 杭を打つ時使う大槌。  
よこっちょ 事物時所 (名) 横。  
よこびつ 事物時所 (名) 楕円形。  
よじくる 事物時所 (動) ひねる。(捻) 腕をヨジクル
よじける 肢体健康 (動) よろめく。 一本橋でヨジケルなー(のは)危ない
よた 行動性情 (名) 悪者。  
よたか 鳥獣虫魚 (名) 夜鳥の総称。  
よだれかけ 服飾容姿 (名) 子供のエプロン。  
よっかいておくりゃいました 応対詞 (謝辞) よくぞ貸して下さいました。(借りた物を返す時の詞。)  
よっぴとい 事物時所 (名) 終夜。  
よつもじ 社会交通 (名) 十字路。  
よて 生産消費 (名) 得意。 おりゃあ文章を書くよりゃあ演説のほうがヨテだ
よない 社会交通 (名) 途中。間。  
よの 事物時所 (連) 他の。ほかの。 ヨノ人でないでやずか(言おうか)
よばーる 社会交通 (動) よぶ。(呼) 遠くの人をヨバール
よばい 習俗信仰 (名) 通い婚。  
よばいっこ 老幼男女 (名) 私生児。  
よばいぼし 天地気候 (名) 流星。  
よばれる 社会交通 (句) 招かれる。招待される。  
よめ 老幼男女 (名) 妻。  
よもー 老幼男女 (動) 叱る。  
よもや 事物時所 (副) まさか。  
よりゃい 社会交通 (名) 共同。 この事業は二人のヨリャイいそ(です)
よる 草木菌草 (名) 百合。  
よろぶ 事物時所 (動) 傾く。 地震でえー(家)がヨロブ
らいかい 事物時所 (副) とくに。(疾) ライカイ遠くいひん逃げた
らちがあく 生産消費 (句) 能率があがる。  
らんがーしい 事物時所 (形) 騒しい。 子供が多勢ママばっとーでランガーシイ
りきむ 行動性情 (動) 威張る。 おんだち(貴方がた)のリキム場所ぢゃーないよ
りこーもん 行動性情 (名) 智者。怜悧な人。  
りんば 農山村 (名) 木挽する場所。  
れんじゃく 事物時所 (名) 物を負うとき用いる巾広の組紐。  
ろくすっぼー 生産消費 (副) 不充分。 練習もロクスッポーしでーてどーで、よく出来る筈がない
ろくでなし 老幼男女 (名) 不良者。  
ろくに 生産消費 (副) 充分に。 あのかー二年生になっても仮名がロクニ書けぬ
ろじ 住居坐臥 (名) 家の入口の土間。  
ろんばん 社会交通 (議) 議論。  
わいっち 人代名詞 (代) (複)君等。  
わいら 人代名詞 (代) (複)君等。  
わが 人代名詞 (代) 君が。おまえ。  
わかいしゅ 老幼男女 (名) 若者。青年。  
わかされ 社会交通 (名) 辻。追分。分家。  
わがとー 人代名詞 (代) (複)君等。  
わからずや 行動性情 (名) 物事をわきまえぬ人。  
わきゃーない 生産消費 (句) 容易だ。 そん位の漢字を覚えらーワキャーナイ
わくさ 肢体健康 (名) 脇臭。  
わけ 飲食嗜好 (名) 食べ残し。  
わごみ 天地気候 (名) 入江。  
わごる 天地気候 (動) 川の流れのうずを巻くこと。 大雨で増水したいば(したので)ワゴルようになった
わざっとだ 事物時所 (形動) ほんの少し。 追加どーでワザットでよい
わざやく 行動性情 (副) わざわざ。 知らせがあっとーどーで、しごとー(仕事を)止めてワザヤク来ただいそ
わし 人代名詞 (代) 私。  
わせる 社会交通 (動) 来る。来られる。 はい(もう)先生がワセル
わた 肢体健康 (名) 腸。  
わたくし 社会交通 (名) 着服すること。 月給の三割をワタクシに取っておいた
わっかー 草木菌草 (名) 表皮。  
わっこ 事物時所 (名) 追加すること。 こいだけで充分どーにまだワッコするか
わっさぎ 農山村 (名) 薪を割ったもの。  
わっざっこ 老幼男女 (名) 双生児。  
わで 事物時所 (名) 上の方(北)  
わにくる 老幼男女 (動) たわむれる。  
わらじかけ 服飾容姿 (名) わらじの下にはく足袋。  
わりゃー 人代名詞 (代) 君は。おまえは。  
わるび 草木菌草 (名) わらび。(蕨)  
われ 人代名詞 (代) 君。  
わんなり 社会交通 (副) 生僧。 折角訪ねて行ったいば友人はワンナリ居なんどーに

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