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平成29年8月


九州北部豪雨災害は天災か、人災か


 7月初めに発生した北九州の集中豪雨で大きな被害を受けて復旧に立ち上がっている福岡県東峰村は、私たちの仲間「日本で最も美しい村連合」64町村の一村です。大分県との県境に位置し面積52平方キロ、林野率90パーセント、人口2,300人の規模の村です。
テレビ、新聞報道によると死者三名、山地崩壊は豊かな森林を削り倒し、土石流となって集落を襲い住宅を押しつぶし、村を流れる河川を埋め尽くしている惨状は、同じような条件下にある早川町であってみれば、よそ事と思えぬ緊迫したものを感ぜざるを得ません。
復旧には、国の激甚災害指定も受けたのこと、一日も早い復旧を願うとともに、遠くからでも少しでも応援することができたらと思っているところです。
こうした惨状を見るにつけ、私たちの町もだいぶ遠くなりましたが、昭和57年災、昭和34年災が思い出されます。早川の災害史に残る大きな災害で、復旧には両災害とも4~5年の歳月と膨大な復旧費を要したことが記録されています。
近年、毎年と言えるくらい各地で異常気象が原因で増える災害を思うに、昔は天災と言っていた仕方のない宿命のように思われてきましたが、最近の内容は人災によるものであると思うのは私だけではないと思います。
温暖化による異常気象、各地で起こる集中豪雨と猛暑、砂防治山事業の縮小、林地の不整備や放置林野の増大などと、人為的なことによってこうした現象が起こっていくとしたら、この対策を真剣に考えていかなければならないところに来ていると思います。
これからが本格的な台風の季節、台風の来ないことを願うと同時に、襲来に備える準備だけはみんなで心掛けてまいりましょう。

平成29年8月 町長 辻 一幸

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