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大般若経六百巻


町指定書跡(指定日S47.9.25)

大般若経六百巻

朝晨庵所蔵の紙本墨書大般若経六百巻は、文和3年(1354)8月12日に始まり、応永17年(1410)の56年間に、相模国毛利庄奥三保の余瀬郷、日連郷、千木良村、小原村、藤野村(現在の神奈川県相模原市緑区 藤野地区)で執筆され完成したものであるが、どうして朝晨庵の所蔵となったかは不明である。
朝晨庵へ移動したのは、おそらく宝永年間のことと思われるが、その頃大般若経は28巻を欠いていたので、宝永6年(1709)保村望月多郎兵衛本願人になり、住僧祖丈とともに、欠巻28巻を補って再興し、10巻宛を入れる小箱、さらに百巻入りの大箱を新造し、宝永7年秋に完成したとその箱に銘のあることでわかる。それから二百数十年後の昭和40年代に、早川町文化財審議委員会が、これを調査したところ、15巻が欠けていることがわかったのでこれを補って六百巻とし、しかる後に文化財として指定することを発議して、執筆者を委嘱あるいは希望者をつのるなどして執筆を開始したところ、埴原博三(元早川南中教諭 当時敷島中教諭)1巻、望月武文(保)1巻、小沢林成(早川)1巻、深沢甲子(奈良田)1巻、望月健(雨畑、当時町社会教育主事)2巻、深沢正志(奈良田、当時町企画観光課長)9巻、計15巻を執筆、これを装丁して昭和47年3月1日、15巻を完成奉納したので、六百巻全部が完結した。これと相前後して、収蔵庫の建設計画が地元朝晨庵側から起こり、町教育委員会はこれに助成金を出して、耐火構造の保存庫が完成し、昭和37年11月27日竣工式が挙行された。
山梨県における大般若経の現状は国指定の重要文化財…南アルプス市加賀美の法善寺561巻 建長6年(1254)、県指定…大月市七保町花井寺518巻 安貞2年(1228)、同…塩山市放光寺600巻、同…櫛形町伝嗣寺600巻などがあるが、朝晨庵のものは、書写年代において放光寺のものに次ぐもので、伝嗣寺のものより古い。ちなみに46年15巻の補充にあたり、放光寺のものを写真撮影し、それを書写したものであることを記して、放光寺のご厚意に感謝を申しあげる。


展示情報

所在地:早川町保11朝晨庵(非公開)
問合先:早川町教育委員会 TEL:0556-45-2547
(8時30分~17時15分、土・日・祝日は休み)

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